DeNA筒香嘉智がメジャーに挑戦――ポスティングで海を渡った男たちの成績
大谷翔平(2017年アナハイム/エンゼルス)
2017年のシーズン終了後、大谷翔平がポスティングによりロサンゼルス・エンゼルスへ移籍が成立した。NPB在籍がわずか5シーズンという、現在まで最も短期間でのポスティング移籍となっている。
その事実は大谷というプレーヤーの大物ぶりを証明する反面、まだ23歳だった大谷に対し、MLB独自の「25歳ルール」(海外選手獲得の際、25歳未満の場合、契約金などが制限されるなど)が適用されている。
マイナー契約でのスタートなど不利ともとれる様々な条件が重なり合う移籍となるため、その時点での移籍を懸念する声もあった。それでもプロ入り以前からメジャー志向の塊だった大谷の意思は揺らぐことはなく、メジャー挑戦を決意しエンゼルス入団に至った。
翌年、シーズン開幕直前にメジャー昇格を勝ち取ると、海を渡った「2刀流」は投打でアメリカを席巻。怪我にも屈せず、新人王に輝く活躍をみせた。
<TEXT/佐藤文孝>