接客や営業経験がそのまま生かせる「地味な起業」という仕事
受注数次第で、堅実な収入に「LINE@返信対応」
LINE@の返信を代行する仕事です。LINE@は、ビジネス向けのLINEアカウント。ユーザーに向けて一斉にメッセージを配信したり、LINE限定のクーポンを送信できたりするので、飲食店、美容室などの店舗系で比較的よく活用されています。実際、飲食店などでは、レジのところに「LINE@始めました」などと登録を募集する告知があるのを目にします。
LINE@では、たくさんのお客さんにニュースやお知らせを届けられるというメリットがありますが、個別のトークなどはいちいち対応しきれないケースも多いはずです。とくに、登録者数が100人、500人、1000人……と増えるにしたがって、店舗の負担も大きくなります。
そこで発生するのが、この返信対応の仕事です。僕自身もクライアントに代わって質問に回答するという返信対応を行っていました。どうしても答えられない質問は、「こういう質問を受けたので助けてください!」と講師に直接問い合わせて対応していました。もちろん、返信代行に限らず、LINE@の設定から、情報発信、返信代行にいたるまでの運用をトータルパッケージで請け負う方法もアリです。
「LINE@に興味はあるけど、なかなか手を出せない」という人も多いので、LINE@の運営を複数の会社から受注するだけでも、地味な起業としては堅実な収入になるのではないでしょうか。情報発信のお手伝いをする経験は、自分のスキルを高める上でも役に立つのでかなりおすすめです。
■ LINE@返信対応
<報酬の目安>
起業家や法人が運用するLINE@の返信代行:時給1000円程度~
<まとめ>
① 飲食店などの店舗でニーズが多い
② トータルパッケージで請け負うパターンもある
③ スキマ時間を使って仕事ができる
レポートまとめが得意な人向き「セミナーリサーチ」
これは依頼主に代わってセミナーに参加し、その内容をレポートする仕事です。
最近、本の要約サイトが注目を集めるようになりました。要約サイトでは、ビジネス書や教養書などの要約が紹介されていて、1冊あたり3分程度で読むことができます。おおよその内容を把握できますし、気に入った本があればネット書店を通じて注文もできます。
セミナーリサーチは、それをセミナーで行うもの。飲食店の覆面調査員の仕事とも、ちょっと似ています。行きたいセミナーがあっても時間がなくて行けないという悩みを持つ人は結構います。そんな人にとってみれば、代わりに参加した人にレポートをまとめてもらうだけでも助かります。
この仕事の面白さは、お金をもらいながら自分も学べるところにあります。よく、学んだことをアウトプットすると、知識が頭に定着するといいます。セミナーリサーチの場合、レポートは必ず書かなければならないので、確実にアウトプットすることになります。自分自身の学習効果も相当高くなるというわけです。Facebookなどを見ていると、「セミナーの申し込みをしたけど行けないので、代わりに参加して内容をまとめてもらえませんか?」という投稿を結構目にします。
セミナーに参加するのが好きで、レポートをまとめるのが得意な人にはぴったりの仕事ではないでしょうか。
■ セミナーリサーチ
<報酬の目安>
時給1000円程度~
<まとめ>
① 代わりにセミナーをレポートする
② 自分自身の学びにもなる
③ 募集している人は結構多い