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交換留学、ワーホリ、学生ビザ…失敗しない語学留学の選び方

コラム

「留学」と言っても、いろいろあります。留学には2年とか、4年といった長期間しかないと思っていませんか?

英語 留学

※画像はイメージです(以下同じ)

 ワーホリ社長の濱野将樹です。英会話スクール、海外留学サービス、レンタル自習室の有限会社イーミックスを設立して、2019年で15年目を迎えます。今回は、私が実際に2003年6月から2004年6月までの1年間、カナダ留学(ワーキングホリデー)に行って知った留学の種類について取り上げてみます。

 一言で留学といってもいろいろな種類があり、正規留学、交換留学、ワーキングホリデー、スチューデントビザ(専門学校/語学学校)などがあります。さらには高校や大学で2週間ほどの海外プログラムも留学になります。これらは種類によって難易度にかなりの差(ハードル)があります。それでは、留学の種類を順番に見ていきましょう。

正規留学、交換留学…種類は多様

■ 正規留学……留学の中でも一番ハードルが高く2~4年間、現地の大学で勉強することです。まず大学に入るためにTOEFLやIELTSといった英語の試験があり、ある一定の点数を取らないと入学できません。

 入学後も授業がありますし、試験もあるため、勉強をしないと卒業できないようになっております。卒業のしやすさで言うと、日本より難しいのが一般的です。

■ 交換留学……交換留学とは、相互留学。つまり、学校間で学生を交換すること。例えばアメリカの学生と日本の学生を相互に現地の国に行かせることです。

 日本から学生をアメリカに行かせ、反対にアメリカから日本に学生を行かせます。たいていは1年間です。大学での課題や試験、そして単位を取らないといけないため、留学先の言語を話せるようになる場合が多いです。

■ スチューデントビザ(カレッジ)……専門学校へ行くタイプのものです。日本の専門学校を例に出すと分かると思いますが、ホテルや貿易事務などの専門学校の英語版です。

 語学学校よりもハードルは高く、英語の試験があるため、希望した学校に入れない場合もあります。目的は英語を学ぶのではなく、英語で学ぶこと。英語で貿易事務であったり、ホテルなどのホスピタリティを学んだりする人が多いです。

ワーホリ、学生ビザ、観光ビザも

英語

■ スチューデント(学生)ビザ……語学学校は通常、ESL(English as a Second language)スクールといいます。第二言語としての英語を学ぶところです。日本でいう日本語学校の英語版と考えていただければ分かりやすいと思います。

 これは試験がないケースが多く、芸能人が活動を休止する場合はこのタイプが多いです。正規留学や交換留学と違い入学試験がないため、実を言うとお金を払って希望すれば誰でも行くことができます。

■ ワーキングホリデー(ワーホリ)……これは著者が使ったビザですが、2国間の協定によって18~30歳まで(国によって25歳のところもある)と年齢制限があり、ホリデー(休暇を取りながら)仕事をすることができる。そして学校にも行くことができるというスーパービザです。

 英語圏ですと、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランドなどがあります(アメリカは協定を結んでいないので対象外です)。英語圏以外だと、フランス、ドイツ、韓国、デンマークといった国があります(2019年10月時点で23か国。またビザの発給がないスウェーデンも含めると協定国は実質24か国)。

■ 観光ビザ……観光ビザ、つまりパスポートだけでも語学学校へ行って英語を学ぶことはできます。3か月以内(カナダは観光ビザでも半年いられる)で学校に行くのであれば、学校からビザを発給されなくても語学学校に行くことはできます。

 3か月以上、語学学校に行くのであれば学校からのスチューデント(学生)ビザを取る必要があります。学校に行くことを条件に3か月もしくは半年以上現地に住むことができるためです。

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