『ドラクエウォーク』は今からでも楽しめる!初心者のための基礎入門
9月12日のリリース以来、にわかに大ブレイク中のスマートフォン向けソーシャルゲームが『ドラゴンクエストウォーク』(以下DQウォーク)。
ゲームを始めると、スマホの画面上に「ドラクエ」風の世界地図が表示され、現実世界とリンクする。アイテムを探して町を散策しつつ、オリエンテーリングの要領で冒険を進めていくのが醍醐味だ。
いわゆる「位置ゲー」はちょっと苦手……という読者もいるかもしれない。しかし『DQウォーク』は『ポケモンGO』『Ingress』に挫折した人でも楽しめる、比較的ライトな作りになっている。そこで今回は、リリース直後という機を逸した人のために楽しみ方をご紹介しよう。
モンスターは仲間にならない
『ポケモンGO』の印象が強いために、『DQウォーク』もモンスターを仲間にするゲームと思ってしまいがちだが、冒険するパーティは人間4人組。本家「ドラクエ」における「フィールドを歩く」「ダンジョンを探索する」といった要素だけが、現実世界での移動に置き換えられていると考えるとわかりやすいかもしれない。
『ポケモンGO』が本家「ポケモン」とはまったく別物だったのに比べると、『DQウォーク』は本家「ドラクエ」に近い内容だといえる。『ポケモンGO』同様に健脚が求められるのは間違いないが、乗り物での移動でも「クエスト」を進められるなど、とっつきやすくなっている。
職業など、キャラメイクが自由な点は『ドラクエⅢ』に似る。3人の仲間はストーリーの進行にあわせて順次加入するが、名前や外見、性別はいつでも変更できる。ムサい男の武闘家が気に入らなければ「即・性転換」で可愛い女の子に変身させてしまえばいい。転職も自由である。
意外とオールドスクールのRPG
全国各地を旅する「おみやげ」集めなど、スマホならではの要素もあるのだが、実際には「敵を倒してレベルを上げる」という作業がプレイの大半を占める。これも本家「ドラクエ」シリーズ同様である。「新しもの好き」というよりもむしろ、「古典的なRPGファン」の望みに応えるゲームデザインだ。
プレイヤーの敵はあくまでモンスターであり、『ポケモンGO』における「ジム戦」のような対戦要素はない。共通の敵である「メガモンスター」に与えるダメージを競うことはできるが、少ない貢献度でもおこぼれはしっかり獲得できる。
ゲームに目標が用意されているのも親切だ。現時点で配信されているメインストーリーは「5章10話」まで。このステージのボスは強敵で、レベリングや装備の強化だけでなく、じっくりと作戦を立てないと倒せない。この歯ごたえのある難易度が、RPG好きには心地良い。
クリア者が先着順に表彰されるといったことはないが、やはり「ドラクエ」最新作を早解きしたいのはゲーマーの性だ。今はまだほとんどのプレイヤーが「全クリ」前なので、真剣に取り組めばライバルを追い越すことも可能な段階である。