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不安な時代こそ「新しいエンタメ産業」に就職するべき理由

ビジネス

広がっていくエンターテインメント産業

 では、産業革命が起こったのになぜ失業者が少ないのかというと、新たに登場した映画や遊園地などの娯楽産業といわれるようなエンターテインメント関連の仕事に就いた人が多いからです。

 お金をもった暇な資本家と、暇な失業者が登場した結果、資本家が暇つぶしをするために失業者を使うようになったのです。そして、その暇つぶしのためのエンターテインメント産業が広がっていき、今のような世の中になっているのです。

 たとえば、現在の日本を見渡すと、テレビ関係、スマホ関係、ゲーム関係、旅行関係、高級レストラン、テーマパークなどで働いている人はとても多くいます。これらは昔はなかった仕事ですし、たとえ、この仕事が世の中に存在しなかったとしても、日常の生活には困らない、あくまでエンターテインメント関連の仕事なのです。

管理技術の発達で低賃金・重労働は増えていく

ブロックチェーン

 次に、もっと失業者が増える未来はどうなるのかというと、新たな失業者たちも、新たなエンターテインメント関連の仕事に就くことになると予想されます。たとえ技術や社会環境は変わったとしても、人間の本質は変わらないので、おそらくこれまでと同じように新たな暇つぶしが求められ、それに応えるための仕事が必要とされるのです。

 ただ、一口にエンターテインメント関連の仕事といっても、その内容は時代によって異なります。これから新しく登場するものは、これまで存在しなかった、まったく新しいものになります。そして、この新しいエンターテインメントの波にうまく乗れる人は、次の時代のお金持ちになっていくことができるのです。

 しかし、時代についていけない人の多くは、エンターテインメント産業の底辺で超低賃金労働をすることになります。また、それは管理技術の発達により、今より過酷なものとなるでしょう。低賃金で重労働の仕事がこれから増えていきます。

 新しいエンターテインメントが増えていく流れはすでに始まっていて、ここ数年を見ても、SNSやYouTubeなどが登場していますし、LCC(格安航空会社)やAirbnbも登場しています。そして、それに伴って新たな職業としてYouTuber、ブロガー、Airbnbホストなどが出てきています。また、それらに関連するサービスの分野で働く人も続々と増えています。

大失業時代を生き抜くためにできること

 ファッションや美容、出会い系なども、生活必需品というよりはエンターテインメントに近いといえ、現在続々と新しいものが登場しています。ファッションや美容に関しては、一人ひとりの好みや肌質に合ったものが簡単に作れるようになり、出会いもアプリで簡単にマッチングできるようになっています。

 医療関連業界も伸びていますが、これもエンターテインメント目的のようなものです。こんなことをいうと怒られてしまいそうですが、最先端技術とお金を使って寿命を延ばしている多くの人は何をしているのかというと、テレビやスマホを見ておしゃべりして遊んでいるのです。

 このようにして、エンターテインメントが増える流れは、とどまるところを知りません。さらに暇なお金持ちは増え、楽しい時間を過ごしたいというニーズも増え、その結果、エンターテインメント関連の職業は増えていくのです。

 そのため、これからの大失業時代を生き抜くには、時代のニーズに合わせて、新しいエンターテインメント関連の仕事に取り組むことをおすすめします。また、歯車のひとつとして雇われて働くのではなく、自分が主体となって何かを始めれば、新時代のお金持ちになることができるのです。

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