体臭対策した30男が妻に「おしっこくさい」と言われた理由
通勤電車の不快度が向上するこの時期。自分もその不快度向上に一役買ってしまうなんてことがないよう、制汗や体臭対策に注力している人もいることでしょう。
しかしそのニオイ対策、自分の独断で行ってませんか? 自分の体臭は自分ではあまり分からないもの。主観のニオイ対策は場合によって、さらに人に迷惑をかけてしまうかもしれません……。
モテモテな同期の体臭対策を物まね
昔から多汗症だった篝屋幸太さん(仮名・30歳)は、節目の年齢を迎えたこともあり、体臭対策を本気で考えるようになったといいます。
「30代になって、いつまでも爽やかなイメージではいられないと思っていました。そんな時に自分の娘から『パパくさい~』と言われたことがショックで、真剣に体臭対策を考えることにしました」
既婚者ですでに子供も1人いる篝屋さん。普段の制汗・体臭対策は「朝イチの制汗スプレーと、出勤後の制汗シートくらいだった」と自省します。さすがに通勤時や、汗だくになって遊ぶ時のニオイ対策にならないと、他の対策を模索していました。
「いろいろ悩んでいた時に、モテる同期に何か体臭対策をしているかと聞いたところ『香水を使っている』と言っていました。香水を使ったことはありませんでしたが、同期に一言『真似させてくれ』と伝え、同じものをAmazonで購入しました」
アマゾンプライムで翌日には香水を受け取り、早速通勤前から香水をつけて出勤することに。
妻からのまさかの発言「おもらしした?」
「届いた香水は中性的な柑橘の香りでした。心なしか通勤時のイヤなニオイも、自分の袖もとの香水の匂いを嗅げば乗り切れるようになり、買ってよかったなあという感想でした」
しかし、その数日後、篝屋さんは娘から悲しい事実を聞かされることになるのです……。その日は娘と公園で遊んでいたのだそう。
「香水もつけたし、もう“クサイ”発言もされないだろうと気分も上々でした。嫁にその一言を言われるまでは……」
しかし、悲しいかな篝屋さんは、公園からの帰り道、奥さんにこう言われます。
「パパ、おしっこのニオイ! おもらししたんじゃないの?」
もちろん奥さんが心配したのは娘さんのお漏らし。しかし、娘さんは漏らしておらず……。クサかったのは汗をかいた篝屋さんでした。