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東大生アイドル、面接で60社落ちてわかった「就活で大切なこと」

学び

 就職活動を始めるにあたり「どこの企業を受けようか悩んでいる」「自己分析ってやるべきなの?」など、様々な疑問や不安はつきものです。

 就活情報サイト「ディスコ」の調査によれば、2021年度卒業予定の学生の9割がインターンシップに参加予定だそうです。インターンシップに限らず、OB・OG訪問、面接対策など「就活において本当に大切なこと」は一体、何でしょうか?

面接 女性

※画像はイメージです(以下同じ)

 今回は東大生でありながら面接に落ちまくっていたという就活アイドルの東条なつめさん@kichohana_natsu)に、就活において本当に大切なことを聞いてきました。

 インタビューするのは、美容健康商材を扱うD2C事業などを展開するベンチャー企業、株式会社ビーボに2018年4月入社し、企業内YouTuberとして、「市川と内藤の就活チャンネル」で就活やキャリアに関する情報を日々発信している、市川と内藤です(市川航と内藤光希)。

「東大だから」面接に落ちまくる日々

東条なつめ

就活アイドルの東条なつめさん

市川と内藤
市川と内藤:なつめさんはご自身のことを「面接に落ちまくった東大生」とおっしゃっているので、今日は就職活動について色々と聞いていきたいと思っているのですが、その前になつめさんの就職活動全体の流れについて聞かせてください。そもそも就職活動はいつから始められたのですか?

東条なつめ
東条:就職活動を始めたのは、修士1年生の6月頃からでした。ただそれは本選考ではなく、インターンシップに参加するための選考を受けるという感じですね。

 就職活動は12月から始まる放送局の面接に挑戦していましたが、なかなか上手くいかず、落ち込んでばかりでした。試行錯誤を経て、今年の4月に志望していた放送局に内定をいただき、今は就職活動を終えています。

市川と内藤
市川と内藤:無事内定おめでとうございます! 実際にはどれくらいの数を受けられていたのですか?

東条なつめ
東条:3年生の夏から内定が出る4月までで、短期インターン面接・本選考含め約60社落ちました。インターンと本選考で被っている企業もありますが……。

 ただ、周りの東大生の友人に聞くと、「多くの企業は受けず、1社に絞って受けている」という人が多いみたいなので、これでも相当多いほうだと思います。

市川と内藤
市川と内藤:なるほど。エントリーする企業選びはどのようにされていたのですか?

東条なつめ
東条:当時、私自身特にやりたいことがなかったので、「年収やステータス」で企業を選んでいました。東大を受けた時もそうだったのですが、私自身ステータスにこだわるところがあって、就活においてもそれは変らなかったです。

「学歴」は何のアドバンテージにもならない

学歴

市川と内藤
市川と内藤:でも、その結果面接にどんどん落ちていってしまったわけですね……。落ち込みますよね。

東条なつめ
東条:はい、かなり落ち込んでましたね。どこかで「“東大だから”いけるのでは」という自信があって、しかも自分自身そんなに喋れないほうではないと思っていたので、選考落ちの連絡を受け取るたびに相当のダメージを受けていました。

 今でも覚えているのが、ある鉄道会社の選考を受けて、その結果を待っていたのですが、選考落ちの連絡を受け取ったのがまさにその鉄道会社の電車に乗っている時で……。電車の中で泣きました(笑)。

市川と内藤
市川と内藤:それは、ツラいですね……。でも、そういった経験を積まれるなかでも、何か気づきはありましたか?

東条なつめ
東条:あまりに面接に落ちすぎて、ダメージを受けにくくなりました(笑)。ほかにもありましたが、一番大きかったのは「学歴は何のアドバンテージにもならない」ということに気付かされたことです。

 特に年収ランキングの上位に入っているような企業は、東大生が多く受けているので、学歴は特にアドバンテージにならないんですよね。

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