社内で出世する3つのポイント。サイバーエージェント幹部の元バチェラーに聞いた
「同期が何十人もいて、競争が激しい…」「周りに評価されるにはどうしたらいいのか…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
大手IT企業であるサイバーエージェントで幹部を勤めた経験を持ちながら、4社に出資をしているエンジェル投資家、さらにAmazon Primeで2018年に配信された人気番組「バチェラー・ジャパン」シーズン2に出演するなど多方面で活躍している小柳津林太郎さん。
前回は小柳津さん自身の働き方や、いま力を入れている「スラッシャー」と呼ばれる活動について話を聞きましたが、今回は大手IT企業であるサイバーエージェントで幹部まで登りつめた小柳津林太郎さんに会社内で出世するための3つのポイントを聞いてみました。
インタビューするのは、株式会社ビーボに2018年4月入社し、企業内youtuberとして就活やキャリアに関する情報を日々発信している「市川と内藤」(市川航と内藤光希)。
YouTubeチャンネル「小柳津 林太郎 – Rintaro Oyaizu」も更新中
藤田社長に直談判。入社3年で子会社社長に抜擢
市川と内藤:小柳津さんは、入社3年目で子会社の社長に抜擢されていますよね。これはどのような経緯だったんですか?
小柳津林太郎(以下、小柳津):2年目の終わりに社長の藤田(晋)から呼ばれて、「こういう会社を作りたいんだけど、お前やらないか?」と言われたことが始まりでした。
市川と内藤:いきなりだったんですね。
小柳津:はい、唐突でしたね。その時に思い出したのが、サイバーエージェントの最終面接で藤田と話した時のことでした。最終面接の時に、僕が社長の藤田に「僕は表現者として大成したいです! 死ぬまで表現技法の哲学を磨き続けたいです!」と言ったら、「じゃあ経営者やればいいじゃん」って返されたんです。
藤田は「俺は会社を通して社会に表現しているよ。会社は俺の芸術作品だから」と続けました。僕はその時に「なるほど、その視点があったか!」ってハッとしたんですよ。そして、その時から3年足らずしてオファーを受けました。もしかしたら、藤田にはなにか意図があったのかもしれないですね。
「出世するには人格者であるべき」
市川と内藤:なるほど。そのような経緯があったんですね。その後、小柳津さんは5年目にはサイバーエージェントの幹部にも抜擢されていますよね。子会社社長のオファーも含めて、小柳津さん自身が考えられる出世の要因って何だったんですか?
小柳津:まず1つの理由として、「人格者であるか」という点はあったと思います。これはサイバーエージェントという会社自体が登用の際に大事にしているポイントです。もちろん、仕事の点において成果がでていることも大事ではありますが、「人がついてくるか」という点も登用においては大事にされている点です。
市川と内藤:なるほど。具体的にどのような行動を小柳津さんはされていたんですか?
小柳津:同期が評価された時に、祝福のレスは必ずしていましたね。当時サイバーエージェントでは、社内で誰かが受注を取ると、全社メールで共有されていました。その際に、真っ先に「おめでとう!」ってメッセージを送っていました。もちろんこれだけではないですが、このような他者を尊重するような姿勢などが、「人格者であるか」という点の評価に繋がったのかもしれません。