年収1億円稼ぐ“フリーランスの王”が語る「お金の流れの下流にいる人は永遠に稼げない」
年収が高い人には2つのパターンがある
市川と内藤:株本さんは「20代のキャリアが将来の年収を大きく左右する」と、よく話していますよね。今、僕たちが、社会人2年目なので、今日は将来のためにも、いろいろと勉強させていただければと思います。
多くの社会人と「年収チャンネル」で話すなかで見えてきた、株本さんの考える“年収の高い人”の特徴ってどういったものでしょうか?
株本:年収の高い人……難しいですが、主に2パターンあると思っています。1つ目は、出世して給料が上がった人。2つ目は、インセンティブ形式の給料で、結果に比例して報酬が増えている人です。
市川と内藤:1つ目は年功序列型の会社というのは、なんとなくわかります。「人間関係を上手く作れる人」というイメージですかね。
株本:そうですね。もちろん、100%ではないですが、人間関係やモチベーションのような定性評価の割合が大きいと思いますね。
年収が高い社会人は他人を儲けさせられる
市川と内藤:2つ目の特徴にある「結果に比例して報酬が増えている人」のほうは、ちょっと難しいですね。どういうことでしょうか?
株本:インセンティブ形式の給料で、生んだ利益が直接的に給料に反映されているタイプの人です。自分の収入がどこから捻出されているかを理解し、それを伸ばせる人。要は、会社を儲けさせることができる人、クライアントを儲けさせられる人という印象です。
市川と内藤:なるほど。そうすると、例えばエンジニアやデザイナーなどの専門職は年収が上がりにくいということでしょうか?
株本:そうですね。正直、エンジニアなどの技術職の場合、一部のトップ層を除いて、年収が1000万円を超えてくるのは難しいでしょうね。