某有名IT企業で“パリピ社員”になった28歳男性のモテ術
“パリピ社員”の中でモテる男とは?
ちなみに御社ならではのモテポイントはあるのでしょうか?
「男女関係なく、潰れるまで飲むことをいとわないので、自ずと強靭な肝臓の持ち主には人望が集まります。会計とか介抱とかをきちんとしてくれるのはポイント高いと聞きました。その話を聞いてから、僕は極力酔いすぎないようにチェイサーを欠かさずお酒の横に置くようにしています(笑)」
むしろ下戸の人にもチャンスがあるのかも知れません。そして、ただでさえ解放的な山田さんの会社で、さらに“確変”が起こりやすくなるのは、1つのプロジェクトを終えたときのようです。
「プロジェクト単位で結成された部署の場合、離れ離れになってしまうので、後腐れもないということでしょうか。僕はこの春、同時に5人から言い寄られたこともあります。忙しいなか、何とか全員とサシ飲みの予定を組み、据え膳をいただきました。男子校だったのですが、卒業式で第2ボタンを渡す感覚が分かった気がします(笑)」
いまでこそ大きなトラブルには発展していないようですが、“相関図を書いたら矢印だらけ”の職場、いつその均衡が崩壊してもおかしくない気が……。
業務を巻き込むようなトラブルを起こしてしまえば、今後の出世にも響きかねません。若手社員のみなさんはくれぐれもご注意を。
<TEXT/蒲須坂正男>
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