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「令和」の硬貨はいつ発行される?免許証、書類はどうなる…

ビジネス

 2019年4月1日、菅義偉官房長官により新元号「令和(れいわ)」が発表された。

首相官邸

※首相官邸ホームページより

 有識者による「元号に関する懇談会」や、衆参正副議長からの意見聴取、全閣僚会議を経て、閣議決定された新元号「令和」。出典は日本最古の和歌集「万葉集」の三十二首「梅花の歌(うめのはなのうた)」だという。

 すでに『万葉集』や関連書を発売する出版社が同書の増刷を決めたり、さまざまな便乗商品が発売されたりするなど、早くも「令和特需」が各地で巻き起こっている。

 新元号は新天皇が即位する5月1日午前0時より施行されるが、実際、元号が変わることで、私たちの生活にはどのような影響があるのだろうか? 今回は知っておくと便利な改元にまつわる雑学をまとめたので、参考にしてもらいたい。

運転免許証:「平成」のままでもOK

 和暦を使ったモノで、まず頭に浮かぶのは「運転免許証」の有効期限の表記だ。すでに存在しない「平成32年◯月◯日まで有効」と書かれた免許証も発行されているが、どうなるのか?

 警視庁の発表によれば、、5月1日以降でも「平成」が記載された免許証を使うことができる。また、今後は「2019年(令和元年)◯月◯日まで有効」と、西暦と和暦を併記した免許証を交付するそうだ。

 ちなみに、新元号が記載された免許証は5月5日以降に交付されるという。ちなみに、和暦だけでなく西暦を記載するようになった理由、改元ではなく、外国人の運転免許所有者が増えたことが要因と言われている。

硬貨:10月頃に硬貨6種類が出まわる

硬貨

 続いて、身近なモノといえば「硬貨」が挙げられる。こちらは「昭和」や「平成」に発行された硬貨が流通しているので、有効期限切れになる心配はないが、新元号が記載された硬貨はいつ頃、お目にかかるのだろうか。

 貨幣の製造を行う大阪市の造幣局によれば、まず、硬貨に文字や図柄を刻む金型の製作などの準備に3か月ほどかかるそうだ。

 それから、発行枚数が多い500円、100円から優先的に製造し、流通し始めるのは7月下旬以降。その他もふくめた6種類すべてが出そろうのは10月頃になる見込みだ。

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