ユニクロ、この春に買うべき3アイテム。1万円レベルの逸品が3000円で
2位:シアサッカージャケット(セットアップ対象)
2位に選ばれたのは、前出のルメール氏が監修を務めるフランスのユニクロこと「ユニクロ ユー」の一品。
「今季からロゴも一新され、さらなる活躍の予感がありますが、そのなかでもこのシアサッカージャケットをピックアップしました。そもそもカジュアルをメインとして扱うユニクロではジャケットの種類は絞られています
コンフォートジャケットから感動ジャケットまでその幅は複数ありますが、その中でもシアサッカーと呼ばれるシャリシャリした質感は涼しげな印象です。凹凸感はシワというより生地の織りによる表情に昇華されています」
実は、およそ4年前、ウルトラライトウェイトジャケットという名称で似たような軽快ジャケットがユニクロに並びましたが、そのジャケットに似た風貌が4年ぶりに帰ってきた印象です」
そのとき、森井氏はここぞとばかりさまざまなクライアントにこれを選んだそうですが、そのクライアントのなかの1人からこんな感想をもらったそうです。「森井さん、ユニクロだということが一切バレず、”すごい素敵なジャケット”ですね」と。
3位:デニムシャツ(長袖・2019年春夏モデル)69NAVY
「ユニクロのデニムシャツを毎年ウォッチしていますが、今期のそれは過去最高レベルなのではないでしょうか? セレクトショップの1万円程度で売られているタイプに遜色ありません、そんな仕上がりです。
まず、ボタンダウンなのでTシャツの羽織り代わりのみならず、ジャケットのインナーとしてシャツインしても違和感がありません。カジュアルなIT企業であれば、ワイシャツ代わりに着られるドレス感です。
また、インディゴの風合いもグッドで、襟や生地の端部分をうまく色落ちさせ本体は色がしっかりついている状態。その陰影を強調したいからこそNAVY一択としています」
そう語る森井氏。だが、唯一の懸念材料があるようだ。
「以前、ユニクロのショップスタッフに確認したところ、ユニクロのシャツは裾をインすることを想定し長めに作ってあるということでした。確かに、体形によっては裾を出して着るとだらしなく見えるリスクがあります。
シャツ裾を出す目安はズボンのファスナーが完全に隠れない程度! これを意識して、ケースバイケースでシャツ裾をカットしましょう。大型店限定ですが、マイユニクロというサービスでシャツ裾を短くすることが可能です!」
⇒次回、<ユニクロ、勢いで買ってしまうと「要注意なアイテム」ワースト3>に続く。
<取材・文/シルバー井荻>