「出世にこだわる人」が見失う、一番大切なモノ
こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「“出世”は想像よりも素敵なことではないかもしれない」です。
ぼくは少し前まで、「とにかく早く偉くなりたい」「偉くなって周りから尊敬され、たくさんの給料をもらいたい」と考えていました。これを読んでくれているあなたも、同じようなことを考えているかもしれません。
でも、最近は少し考え方が変わりました。「出世」は、想像よりも素敵なことではないのかもしれない、そう考えるようになったのです。なぜそう思うようになったのか、お話ししていきます。
出世すると「良いこと」がたくさんありそうだけど……
中間管理職になり、部長になり、部門長になり、執行役員になり、取締役になり、社長になる……。これがサラリーマンの成功例としてもてはやされています。
そして、そこにはもてはやされるだけの理由があります。平社員と取締役を比べると、給料は雲泥の差ですし、多くの人たちから尊敬の目で見られます。しかも、その割に自分で手を動かすような仕事はあまり多くなさそうです。
安い給料でこき使われている若手からしたら、「おれも早くあそこに上り詰めてやりたい」と思うのは当然のことでしょう。ぼくもそう思っていました。
若いうちは必死に働き、昇進し、早いところマネジメントになる。それが自分の成功だと信じていたのです。仕事がツラくて、うまくいかない時期もありましたが、なんとかコンサルタントとしての基礎力をつけることができました。
それから、多くのプロジェクトを実施して、管理職になり、「よし、なんとか第一ステージはクリアだ!」と喜んでいました。