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新社会人にオススメ「オリジナル手帳」工場を見学したらスゴかった

学び

オリジナル手帳が作れるサービスとは?

ネットde手帳工房

ネットde手帳工房の小野忠さん

「ネットde手帳工房」とは、200ページの綴じ手帳「ワタシメイド手帳」をオーダーメイドで作ってくれるサービスです。1月初め、4月初めというのが主流の手帳ですが、これなら好きな開始月から手帳を作ることができます。

 ネットde手帳工房の小野忠さんに、なぜこの手帳サービスを始めたのかを聞いてみると、「仕事・家族構成・趣味・生活習慣などのライフスタイルは、その人によって異なるため、手帳で管理する情報や手段は、使う人によって異なります。そこで、一人ひとりにあったデザインの手帳を製本してお届けるサービスを作りたかったんです。ライフスタイルが変わった時などお好きなタイミングで自分のための手帳をデザインしてもらいたいです」

 とのことでした。実は、僕も今年の手帳はこのサービスを使って作ったのですが、以下に、小野さんのお話を聞いたり、自分が使ってみて感じた「オリジナル手帳の魅力」を挙げていきたいと思います。

魅力その1「豊富なテンプレート」

ネットde手帳工房

ネットde手帳工房(画像は公式サイトより)
https://techo-kobo.net/

 手帳のスケジュール欄の種類には「月ブロック」や「バーチカル」、「レフト式」などいろいろありますが、ネットde手帳工房には基本的なテンプレートが揃っています。

 また、先ほども書きましたが、好きなタイミングからのスタート月で作り始めることができます

 バーチカル式(時間軸が縦になっている)テンプレートでは、12時間、16時間、24時間の時間軸だけではなく、お昼を広めに取った12時間や体調管理のメモがかける16時間レイアウトなどもハナから用意してくれています。

 この時間軸の時間も自分で「何時~何時分を1日分とする」と設定できるので、生活スタイルに合わせて調整することができ、24時間の日付変更が0時ではないお仕事の人にはとてもありがたい機能です。

ネットde手帳工房

生活スタイルに合わせて見た目も変えられます

 また、スケジュールだけではなく、ノート部分も罫線を横罫だけではなく、無地、方眼、ドットなど好きに選ぶことができます。線の色なども選んで、カラーで印刷されてきます。

 路線図などの情報ページのテンプレートもあるのでそういったページを付け加えることもできます。さらに「自分でデザインできちゃうんだけど」って人はデータをアップロードすることもできます。

 スケジュール分のデータを自作する猛者は、なかなかいないかと思いますが、ノートに自分専用のフォーマットなどがあればそのデータをアップするとオリジナルの手帳がちゃんと製本されて手元にくるのです。

※ただし、個人情報とか機密情報は絶対アップロードしないように(そんな人はいないと思うけど、さすがにそういうのは自分で貼り付けてください)

魅力その2「丁寧な製造工程」

ネットde手帳工房

線路情報もバッチリ

 僕が「この手帳サービスの大変だな~」と思ったのが、たった一人のための製品を大量受注しても作れるようにしたということ。日付け入りのスケジュール欄のあるページは全ページ内容が違うものです。

 しかもただ大量生産するのではなく、一冊分だけ印刷して製本するのです。自費出版でも一冊だけ作るってことは、めったにないでしょう。

 なので、普通のやり方で手帳を作るととんでもないコストがかかるのです。なぜなら、単純にコストも手間もかかるからです。

 そんな難しい問題があるこのサービスを印刷会社、製本会社の企業努力でクリアしていったのです。要は、試行錯誤と創意工夫にあふれた職人のワザ、知識がつまった工程で作られているんです。

魅力その3「使いやすさ」

ネットde手帳工房

こんな風にもできます

 紙もフリクションなどの消せるボールペンはもちろん、さまざまなボールペン、鉛筆、万年筆と筆記具をあまり選ばない良質な紙なので書くときのストレスがないです。

 紙の色もクリーム色で目に優しく、また、先に書いた製本のこだわり通り、とても開きやすいです。

 手の平やウェイトなどで押さえるなく、ページが開いてくれるので、見たいページのまま、パソコン作業をすることができます。

 始まったばかりのサービスなので現在はA5サイズ、200ページの手帳となりますが、今後さらに「サイズ・向き・用紙・綴じ方など、変更できる要素を増やしていく予定です」(前出・小野さん)とのことです。

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