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「英語ができないから海外に行かない」はもったいない。旅の達人が伝えたいこと

暮らし

まずは3語覚えてみよう!

 言葉が通じないと海外旅行が楽しめないなんて言うことはありません。その国の挨拶をひとつ覚えておけば、笑顔で出迎えてくれる国はたくさんあります。

 難しいことは考えず、「こんにちは」「ありがとう」「美味しい」の3語だけでも話してみてください。外国人に日本語で「ありがとう」って言ってもらえると嬉しいですよね。相手も同じです。マイナーな言語ならなおさらのこと。

 ジェスチャーもバカにできません。地図を指さしてお互いジェスチャーで道案内をしてもらったり、レストランでおすすめメニューを選んでもらったこともあります。言葉が通じないのに、意思疎通ができたときの喜びといったら最高ですよ!

五感で海外の空気を感じましょう

海外旅行

 言葉が通じないと不便なことは認めますが、一切話せなくてもとてもたくさんの刺激を受けることができるのが、外国です。飛行機を降りた瞬間から、その国独特の香りと空気が旅行者を包み込みます。目の前に見える景色も日本とはまったく違って、たくさんの驚きを発見することでしょう。

 海外の食事は苦手な人も多いかもしれません。それはそれで、日本の良さを感じられる良い機会になります。LCCが多く就航し、外国と日本の距離は以前よりずっと近くなりました。言葉に不安があれば、添乗員付きのツアーや現地ツアーで日本語ガイドを頼むのがおすすめです。

 その国での注意点、危険な場所、おすすめのレストランやお土産ショップなど、至れり尽くせりで優しく教えてくれます。

はじめの一歩を踏み出してみよう

 外国では言葉が通じないからこそ、相手にどうやって伝えたら良いか真剣に考える良い機会になります。

 そうやって試行錯誤して時間を過ごすことで、帰国後には相手の立場になって考えること、コミュニケーションの大切さをより感じるのではないでしょうか。

 人は「知らない」ことに対して不安になるものです。初めて行く土地や初めて食べるものに緊張するのは当然のこと。しかし、はじめの一歩を踏み出せば、「思ったより怖くないな」「海外旅行って楽しんだな」と多くの人が感じると思います。

 一度行って楽しくなければ、もう行かなければ良いだけですから、ぜひ勇気を出してその一歩を踏み出してもらえたら嬉しいです。

<TEXT/まり>

学生時代から旅にハマり、47都道府県・海外55か国を制覇。有給休暇を使って世界を旅するリーマンパッカー。ブラジル人夫と国際結婚し1児の母。出産後にブログ「オハヨーツーリズム」を開設し、子供を連れてのクルーズ旅行や効率的なマイルの貯め方について紹介している。

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