「英語ができないから海外に行かない」はもったいない。旅の達人が伝えたいこと
こんにちは、旅ブロガーのまりです。私は大学生のころから友達と個人旅行で海外に行き始め、妊娠期間を除いて17年間、毎年欠かさず海外旅行をしてきました。
類は友を呼ぶということもあり、私の周りには旅行好きの友人がたくさんいます。しかし、世の中には海外旅行に一度も行ったことがないという人も少なくありません。
経済的な理由もあるでしょうし、海外へ興味のない人もいるでしょう。しかし、英語が話せないので海外旅行しないというのはとてももったいない! 今回は「英語が苦手で海外へ行くのに不安……」というみなさんに、勇気を出して一歩踏み出す応援メッセージを送りたいと思います。
英語は“コミュニケーション手段のひとつ”でしかない
私は日常会話程度の英語は話せますが、実は話せるようになったのは数年前のこと。外国人の夫と付き合うようになってから上達したので、それまではかなり苦手だったんです。簡単な文章は読めるし、相手の話す内容は少しわかるけど、こちらから話しかけるなんて、まったくできませんでした。
世界一周をしているトラベラーの友達にも語学が苦手な人はとても多いのです。アルファベットも読めないレベルだと厳しいですが、中学1年生まではなんとか英語の勉強についていけていたくらいであれば十分海外旅行はできます。
英語が話せるととても便利ですし、現地の人との会話も盛り上がるのは事実。しかし、言葉はコミュニケーションをとるためのひとつの手段にすぎません。今はスマホで使える「Google翻訳」などの翻訳アプリや、「POCKETALK(ポケトーク)」「ili(イリー)」などの最新翻訳機もレンタルできますから、安心して旅行できます。
英語を話せても役に立たない国も多い
とはいえ、英語がわかればどの国でも旅行できると思ったら大間違いです。夫の母国・ブラジルは公用語がポルトガル語。一般人の英語力は日本に近いものがあり、夫の弟もほぼ英語は話せません。
ヨーロッパは比較的英語が通じやすくはありますが、日本と同じく年配の人には通じないことが多く、英語だけ話せても何の役にも立たないことはよくあります。英語が話せても、スペイン語、アラビア語、中国語など世界を見渡せば、さまざまな言語があります。
言葉がただの“コミュニケーション手段のひとつ”ということを、よりわかっていただけたのではないでしょうか。ブラジルでは旅慣れた私も、英語が苦手で海外旅行に踏み切れない人も、言語に関してはほぼ同条件です。