嵐が活動休止、ショックで会社を休んだら有給扱いになるのか?
人気グループ、嵐の活動休止が発表されました。1月27日の夜には、都内のジャニーズ事務所にリーダーの大野智さんはじめ、相葉雅紀さん、松本潤さん、櫻井翔さん、二宮和也さん5人が集合。
彼らの口から「休止を決断したこと」「2020年に活動休止を設定したこと」などが語られました。国民的グループの突然の活動休止を受けて、Twitterなどでは「仕事へのやる気が起きない」「もう明日から休みたい」といった声が相次ぎました。
ところで、活動休止に向けたラストツアーが今年からスタートします。こういったツアーを見に行くために有給休暇を取得することは可能なのでしょうか? あるいは「嵐のDVDを堪能したい」「失意で動けない……」といった理由で会社を休めるのでしょうか?
有給休暇を会社に説明する義務はない
特定社会保険労務士で、働く人たちの権利に詳しい澤上貴子さんに話を聞きました。ちなみに澤上さんの周囲にも母娘で大ファンという友人がたくさんいるそうです。
「会社を休みたいという理由は人それぞれかと思いますが、いずれにせよ有給休暇を取得するのに会社に理由を説明する義務はありません。有給休暇取得届に理由を書かせる欄を設けている会社もありますが、これは法の趣旨に反することです。従って、嵐の活動休止が引きがねになって有給休暇を取得することはもちろん可能です」
では、何も理由を述べずに有給休暇を取れるかというと、なかなか難しいのが現実。上司にどんな理由で休むのか追求されたり、「そんな理由で休むのか!」と怒られてしまいそうです。
「『どうしても理由を言え!』と言われて、そのような事態になっても、労働者が指定した時季に会社は有給休暇を与えなくてはならないとされています。申し出をすることにより、”理由はナイショ”でも、有給休暇は取得できるのです」
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