GW10連休、めちゃ高い海外航空券を“グーンと安くする”裏ワザ3つ
航空券を分ける際のデメリットは?
航空券を分ける際の注意点は、遅延などで乗り遅れた際の補償がないということです。1つの航空券で手配することになる乗継便の場合は、遅延で乗り遅れても次の便へ乗せてくれます。
しかし、航空券が分かれている場合、何らかの理由で経由地への到着が遅れて次の便に乗れなかった場合、目的地の航空券は紙くずとなってしまいます。そのため、ある程度の遅延を織りんで、乗り継ぎの時間を長めに設定することをお勧めします。しかし、それでも乗り継げないリスクはあるという点は必ず念頭に置いてください。
ここまでパリの例を紹介しましたが、航空券を分けてお得な例をもうひとつ。ロサンゼルスに台北を経由して向かう方法です。
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<往路>
■ジェットスターGK11便
成田4月7日22:00発~台北4月28日1:00着(乗継9時間10分)
■エバー航空BR6便
台北4月28日10:10発~ロサンゼルス4月28日7:00着
<現地滞在>4月28日午後~5月3日
<復路>
■エバー航空BR5便
ロサンゼルス5月4日10:40発~台北5月5日17:20着(乗継13時間20分)
■スクートTR898便
台北5月6日6:40発~成田10:50着
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成田から台北の往復が手荷物料金込みで約7万3000円、台北からロサンゼルスの往復が約7万9千円で合計約15万2000円と、ゴールデンウィーク期間でもアメリカへ安く行けちゃいます。成田から台北と、台北からロサンゼルスがほぼ同じ値段ですね。
現地滞在は5日半ですから、サンフランシスコやラスベガス、グランドキャニオンまで足を伸ばすことができそうです。また、4月26日に早めに仕事を終えられる方は、往路の日程を丸一日前倒しして、滞在を6日半にすることも可能です。
航空券をラクにネットで検索する方法
航空券を検索する際に、私はスカイスキャナーというサイトを利用しています。
インターネット上で販売されている航空券をまとめて検索できる便利なサイトです。ここから見つけたルートから、航空券販売会社も選べます。エクスペディア、楽天トラベルといった日本でも知名度が高い会社もあれば、日本ではほとんど認知されていない会社もあります。
自分にあった航空券販売会社のサイトを使うのがよいのですが、なかにはサイト内は日本語対応しているが、その後の問い合わせは日本語に対応していない会社もあります。ちなみに、スカイスキャナー上の画面で航空券販売会社の日本語対応有無が載っていますので、これを参照してもよいでしょう。
日本語対応がない会社でも予約だけなら問題ないことがほとんどですが、キャンセルや変更の際にスムーズに進まない可能性がありますので、多少の金額差であれば日本語対応のできる会社や、航空会社のサイトでの直接購入が無難ですね。
日本から欧米へオススメの経由地としてはソウル、北京、上海、台北、香港あたりが候補です。また、福岡県、山口県近隣限定で、韓国の釜山へフェリーを利用する手もあります。フェリーで釜山へ行き、釜山発のフライトを利用するワザもあります。
今回ご紹介した乗り継ぎを利用する航空券も、次第に売れて値上がりしていくでしょう。海外に行きたい! と思った方は、早めに検討されることをお勧めします。
<TEXT/的場雄一郎>