入社1か月で営業成績1位に。サラリーマン芸人が語る、夢の叶え方
入社1か月で全社1位を獲得。何が変わったのか?
文句を言われないにはどうしたらいいのか。簡単です。仕事で成果を出して、稼げばいいのです。
「稼ぐ営業マンになるための環境づくり」を目標とした行動。まずはトップ営業マンである先輩のトークを入社1か月間、ひたすら真似をする。自分の営業トークを録音して先輩に聞いてもらい、直接指摘をもらうなどして取り組みました。
そこで試行錯誤を繰り返すうち、気づいたら、全社で営業成績1位になっていました。初めから狙っていた訳ではなく、ただひたすらに必死になって試行錯誤し、取り組んだ結果でした。
その頃から、僕の仕事に対するイメージが変わりました。営業成績1位になったことで仕事に没頭できるようになったのです。最後は部署の責任者になるほどまで、のめりこみました。
ただ、順調にお金を稼ぐ一方、お笑い芸人としての仕事は何も成し遂げていませんでした。「本当にこのままで良いのか」という葛藤が出てきたのです。
お笑い芸人をしながら、企業へ就職した男
ネット回線を売る仕事に慣れつつも、芸人、さらには今後の自分のキャリアをどうしたらいいのか。当時の僕はそんなことを考えていました。
好きなお笑いの活動は続けたいと思う反面、自分のキャリアをどうするべきか。就職をしてもう一度新しいキャリアを歩もうかと悩んでいた時、現在働いているUZUZを知り合いに紹介をしてもらいました。
それまで何の肩書きもなかった若手芸人が、人材業界のキャリアアドバイザーをやることによって「お笑い芸人×キャリアアドバイザー」というカードになれます。そんな話をしたら面接を通過し、採用してもらえました。
もし目標や夢をどうやって追いかけたらいいか迷ってる人がいたら、そのまま追いかけるのもアリだと思います。一方で、僕のように就職をしてキャリアを守りつつ、自己発信をしていくのも良いかもしれません。
私自身、キャリアアドバイザーをやりながら芸人をやることによって以前では考えられなかった雑誌の取材依頼や、ラジオ番組への出演をさせてもらったりと活動の幅が広がりました。芸人というレッドオーシャンなレースも、カードがひとつ増えるだけで自分しかいないレースを展開できます。
今回は僕自身の就職活動から今までのキャリアについて書かせていただきました。1人でも多くの人の役に立てたら幸いです。
<TEXT/森川剛>