「最近いつシタの?」地元のスナックで働く29歳女性、セクハラ地獄が待っていた
香川照之氏が、銀座のクラブでセクハラ騒動を起こしたことは大きな話題となりました。さまざまなメディアで報道され、その異様さに驚いた方も多かったのではないのでしょうか? しかし、地方のスナックや飲み屋では、同じようなセクハラ被害に遭う女性が、この令和の時代でも多いようです。
今回、話を聞かせてくれたのは、大手百貨店などのショップで、ビューティーアドバイザーとして働いた牧野希美さん(仮名・29歳)。しかし、コロナ禍もあり店の売上は激減。ストレスから、都会の生活に疲れて東北の地元にUターンすることになったそうです。
地元で再就職するも給料が半分以下に…
「メイクが好きなのでビューティーアドバイザーの仕事は楽しかったのですが、女性だらけの会社で人間関係に疲れてしまったんです。しかも、コロナ禍で売上が落ちたことで販売ノルマなども課せられるようになり、親や友達に無理やり売りつけるようなこともしなくてはいけなくなって……。そんな生活に疲れてしまい地元に帰ることにしました」
地元の東北では、Uターンの支援も受けながら、化粧品の知識を活かせる仕事を探した牧野さん。ドラッグストアで化粧品を売る契約社員として、再スタートを切ったそうです。
「田舎では、化粧品を買う場所はドラッグストアがメインです。東北地方では有名なドラッグストアに前職同様ビューティーアドバイザーの仕事で入ることになりました。ギスギスした人間関係もなく、これまでにはないやりがいを感じることができています。ただ、いかんせん給料は東京にいた時の半分以下で……。実家に暮らしていても、なかなか貯金もできず懐事情は非常に厳しいです」
友人の誘いでスナックで働くことに
そんな状況を見かねて、高校時代の友人がスナックでのバイトを紹介してくれたといいます。
「週に1回から出勤できて、日当で5000円がもらえます。過剰な接待やお触りはないと聞いていて、気軽な気持ちで働き始めました。基本的には19時に店に行って、24時までの仕事になります。週2回で出勤をして給料は月4万円。このお金は貯金に回そうと考えて頑張って働いています」
しかし、牧野さんは思ってもいなかったセクハラに遭遇したそうです。