「自分を捨てた元カノ」と再会。悪びれない態度に呆れた男性が仕掛けた罠
交際相手と別れた後、ヨリを戻すというストーリーは、ドラマや漫画などでよく見かけます。友人など周りにもそういった話を時々聞きますが、ケースとしては実際そこまで多くはありません。
占いメディア「zired(ジレット)」を運営する株式会社リーチゼムが今年3月に行った「復縁経験や可能性に関する調査」によると、20~40代男女の41%が「復縁を迫られたことがある」と回答。ただし、そのほとんどが復縁されても断っており、多くの方にとっては“すでに過去のこと”で終わった関係だと捉えているようです。
浮気相手に乗り換えた元カノと7年ぶりに再会
大手機械メーカーに勤める井沢倫弘さん(仮名・30歳)も昨年、大学時代に別れた元カノからの復縁要請を経験。このときタイに赴任しており、一時帰国中に実家へ帰省した際、地元のショッピングモールで彼女にばったり遭遇。向こうからせがまれたのでLINEを交換しましたが、これがすべての始まりでした。
「でも、彼女とは円満に別れたわけではないんです。二股交際された挙句、年上の社会人だったもう1人の男に乗り換えられ、自分は捨てられた身。高校時代に交際を始め、4年近く付き合っていたいたから破局後はしばらく引きずりました。
だから、今さらどの面下げて声かけてきたんだよとは思いましたね。妙に馴れ馴れしくてしつこかったのでLINEのIDは教えましたが、勤めている会社や海外赴任中であることは伏せておきました。直観的になんか嫌な予感がしたんです」
突然「東京にいる」という連絡が…
不安は現実のものとなり、共通の知人から聞いたのか勤務先が大企業であることはすぐにバレることに。再会から1週間ほど経ったころから、毎日のようにLINEが届くようになります。
「私の会社は名前を出せば誰もが知ってる大企業。ネットで調べれば、社員の平均年収が同年代よりは多いくらいは簡単にわかります。先日会った際に独身で恋人もいないと伝えていたし、チャンスだと思われたのかもしれません。
二股がバレても開き直り、謝罪の言葉もなく一方的に私のことを捨てたもかかわらず、簡単になびくと思っているんだから参りますよ(苦笑)。ただ、助かったのはタイ赴任中であることがバレてなかったこと。ちょっと面白いコトを思いついたので駐在員であることは教えず、表面上は普通にメッセージのやりとりを続けました」