ゆで太郎がはじめた「370円朝ラーメン」を実食。食べやすい味の工夫も
朝食はご飯派かパン派かで度々議論されるが、ラーメン派という新しい勢力が台頭するかもしれない。立ち食いそばチェーン店「ゆで太郎」は2022年5月1日から、「朝中華」というキャンペーンを掲げ、AM11時まで朝食向けに設計されたメニュー「朝ら~(温)(冷)」を各370円で提供している。
「朝からラーメンと聞く」と、ラーメン好きからすると興味関心を引くメニューだが、一般的にはあまりなじみない。実際に「朝ら~」はどのような仕上がりになっているのか、レポートする。
朝7時でも客が多くて驚いた
今回は24時間営業している西五反田本店に足を運んだ。土曜日の朝7時ごろに到着。驚いたのは、朝早くではあるものの利用者の姿は多かったこと。これから仕事なのか、仕事の合間なのか、スーツだったり作業着だったりと、ビジネスパーソンが黙々と箸やスプーンを動かしていた。
券売機で「朝ら~」の(温)と(冷)の2つを注文。立ち食いそば屋でもあるため、ラーメンの提供スピードも早く、(温)はものの数分で提供された。
思ったより優しい仕上がり
わかめやねぎなど、具材はシンプルそのもの。「朝からラーメンを食べても大丈夫なのか?」と構えていたが、食べやすそうなビジュアルに一安心。
実際に口にしてみると、非常に食べやすい。麺はコシがあるものの噛みやすく、あごの負担が少ない。
(温)において特筆すべきはこの透き通ったスープである。一般的なラーメンのようなコッテリさはない。「昔ながらの中華そば」よりもサッパリした、煮干しや鰹節が香る飲みやすいスープだった。最初は「スープは一口、二口すれば満足かな」と思っていたが、あまりに口当たりが優しいため、ごくごく飲めた。