意外と便利な「ショートカットキー」活用術。エクセルの作業効率が5倍に
「早く帰りたいけど、仕事が山ほど残っていて帰れない」夕方になってくると、どこの職場にもこんなボヤキをする人がいるものです。
せっかくなら作業効率を上げて通して楽に、早く、正確に仕事を終えたいと誰もが思うでしょう。
本稿では今回は業務生産性向上やデジタル化推進、リモートワーク化などの案件を手掛ける私が「ショートカットキーの便利な使い方」を紹介します。
エクセルにはマクロ以外にも便利な機能が
楽に、早く、正確に仕事を終えたい……「そんな都合の良い話が」と思うのも無理はないですが、その作業がエクセルを使うものであれば、ほぼ確実に実現できます。ところが、このような話をするとよく却ってくる反応はこちらです。
「エクセルの効率化って、マクロのツールをプログラミングで作るんでしょう? ハードル高すぎて自分には無理」
もちろんマクロはエクセル作業を効率化してくれる強力なツールですが、マクロを使わずとも面倒な作業を楽に、早く、正確に行うことは可能です。エクセルにはマクロ以外にも作業を楽にしてくれる仕様や機能がたくさんあります。
ショートカットキーで時短を目指そう
ショートカットキーという言葉をご存知でしょうか。もし知らなくても「Ctrl + C」(コピー)と「Ctrl + V」(貼り付け)という操作は、たとえ自分では使ったことがなくても知っているという人も多いでしょう。
このショートカットキー、実は上記以外にも山ほどあります。「Ctrl + S」(保存)や「Ctrl + A」(全選択)、「Ctrl + F」(文字列検索)など、エクセルで行う操作のほとんどをショートカットキーで行うことが可能です。
そして、ショートカットキーに慣れると操作スピードが格段に上がります。経験則的には3~5倍くらいアップします。つまり、エクセルでの作業に1時間かかっていた人は、ショートカットキーをマスターすることによって、単純計算で12~20分ほどに短縮できるわけです。