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渡辺裕太が語る、今あえて徹&郁恵夫婦と「親子初共演」をする背景

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 俳優・渡辺徹さんと榊原郁恵さんの長男で、俳優の渡辺裕太さん(32)。

渡辺裕太

渡辺裕太さん

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 今年9月、初の親子共演を果たします。2010年に舞台初出演、2013年にタレントデビューして以来、実は父とも母とも仕事場を共にしたことはなく、つい先日、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でやっと父と一緒に出演する姿を見せました。

 共演するのは、「いまさらふたりでpart2 朗読劇『家庭内文通』」。2017年、徹さん&郁恵さん夫婦が結婚30周年を記念して初共演した朗読劇の第2弾で、今回は朗読劇という形です。インタビュー前編では生い立ちについて聞きましたが、後編では裕太さんがいま、初めて両親と共演しようという心境になった背景を探りました。

両親と9月の舞台で初共演

――両親と9月末に初共演。マネージャーを通した“正式ルート”でオファーしたという話ですが、なぜこのタイミングで?

渡辺裕太(以下、渡辺):これねえ……。語弊を恐れずに言うと、僕、そんなつもりじゃなかったんですよ(笑)。

――えっ!!?

渡辺:父親が芸能生活40年&還暦っていうことで朗読劇の舞台をやるんですけど、たぶん父親側のスタッフさんが、僕のスタッフさんに声をかけてくれたんですよね。

渡辺さんマネージャー:お話を聞いて、裕太さんに、こういう企画があるようだから、もしこちらからお願いすれば一緒にやらせてもらえるんじゃないかなっていう話をしたら、「できたら嬉しいよね」っていう反応だったので、僕が先方に相談したという流れです。

親子共演をこれまで避けてきた理由

渡辺裕太

渡辺:ごめんなさい、僕から話、してましたね(笑)。いやあ僕、正直ずっと受け身で。自分から共演したいと積極的に言ったことはなくて、一切せずに来たんですよ。今度の舞台に合わせて、先日の『徹子の部屋』に父親とテレビに出させてもらったのが画面上初。役どころがついているものでは、舞台が本当に初です。

――これまでにも徹さんや郁恵さんと共演のオファーはあったんですか。

渡辺:本当にありがたいことに、いっぱいありました。でも、デビュー当時から、僕に「まだ一緒に出るっていうことじゃなく、ちゃんと自分の力で頑張りたい」という思いがあって、それが続いちゃって、もはや自分のなかで共演するきっかけがなくて。いろんなお話をいただくなかで、この番組断ったのに、この番組出るっていうのがなかなかできなかったんです。両親からは「裕太が判断しなさい」って言われてたんですけど。

 有名人の子供ということがフックとして機能する場合があるのは事実で、僕も「あるものは使ったほうがいいよ」って何回も言われてきました。でも、それだけになっちゃうのは絶対よくない。今回は父親も還暦だし、僕ももう30歳超えて、いろいろやらせていただいてきたから、ここらへんで1回共演するのもいいかなっていう思いがあったのは確かです。

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