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「おまえにはセンスがない」31歳カメラマンを否定し続けた友人の末路

学び

 一般的に誰かに対して復讐するのは褒められた行為ではありませんが、ひたすら夢に向かって努力することが復讐につながることもあるようです。カメラマンの須田宏輝さん(仮名・31歳)は現在の立場になるまでの間、近い立場であった友人に自らの進路をひたすら否定され続けてきたといいます。

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画像はイメージです(以下同じ)

幼なじみに夢を否定される

「始まりは自分がカメラの専門学校に入ると決めた時だったと思います。周りの友人たちに話したら、小坂(仮名)という男友達に『おまえなんてセンスがないから無理だ』と言われたんです」

 小坂さんからの批判的な言葉に、須田さんは驚いたそうです。

「小坂とは小学校からの付き合いでしたが、それまであまり人を否定するようなことを言うタイプじゃなかったんです……。彼の父親がカメラ好きで、小坂も物心ついた頃から一眼レフを持っていたりしたので、その時はアドバイスだと思って好意的に捉えていました」

 その後、須田さんは写真の専門学校に入り、小坂さんは大学に進学します。

「それからも、小坂に会うたびにセンスを否定されました。『写真なんか勉強しても趣味に活かせるだけで、潰しが効かない』と嫌味を言われ続け、心底気が滅入りました」

地元で根も葉もない噂が…

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 悔しく思った須田さんでしたが、専門学校に入ってみると、写真歴の長い同級生も多く、小坂さんの「センスがない」という言葉が身にしみたそうです。

「それでも学校で勉強しているうちに、写真の奥深さを知って、どうにかしてこれで食べて行きたいと思うようになったので、プロのカメラマンのアシスタントになることにしました」

 アシスタント業務に忙殺される日々の合間、久しぶりに地元の友人たちと飲みに行った須田さんでしたが……。

「小坂が根も葉もないひどい噂を流していることを知りました。自分がカメラに興味を持つようになったのは、『中学の頃から女子の盗撮を行っていたからで、盗撮した写真はネットで売って荒稼ぎしている』と噂されていたんです」

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