新型コロナで上司が「除菌スプレー依存」に。社員総出で買い出しに…
新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。手洗い・うがい・マスク着用に加えて、職場にアルコール除菌スプレーを置いているところも多いでしょう。
今回、話を聞いた川上竜司さん(仮名・28歳)は、転職したばかりの会社で、度を超えた潔癖症の上司がいるおかげで大変な思いをしているようです。
家族経営ならではのトップダウン体制
前職では大手の食品会社に勤めていた川上さん。「もっと自分の仕事の幅を広げたい」と転職を決意し、いくつか面接を受けたなかで選んだ会社は、良くも悪くも「家族経営」のスタイルでした。
「前職とまったく雰囲気も違うし、初日から圧倒されました。なんせ、社長・専務・常務がみんな親族。職場でもおかまいなしに、よくケンカしてるのを目にします。ここは家の中か! ってツッコミたくなりますよ(笑)」
30名ほどの小さな会社のなかで、圧倒的な権力を持っているのが、常務。
「情に厚く、面倒見がいい反面、すごく怒りっぽい性格で、何かあるたびに常務の怒号が社内に響き渡ってますね」
常務による鶴のひと声で、社内のみんなが右往左往する姿に、入社したての川上さんは目を丸くしたそうです。
除菌に対する意識が覚醒してしまう
また常務は几帳面な性格で、「社内のどんな細かいところにも常に目を光らせている人」だそう。
「週に1回、朝に“全員清掃”の時間があるのですが、汚いところが少しでも残っていたら、連帯責任で掃除を終わらせてもらえません。キレイ好きと言うより、潔癖に近いですね」
普段からアルコールスプレーを常備しているそうですが、新型肺炎の影響を受けて、どんどんエスカレートしているとのこと……。
「前は1か月に1本くらい消費していたアルコールスプレーを、今や2日に1本は使いきってますね。影では“除菌モンスター”って呼ばれているとも知らずに……」
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