女性が満員電車で男性から手渡された「Hなトランプ」どういう意味?
通勤の時間をあえてラッシュからずらすような施策をする企業もありますが、それでもやはり朝の8~9時台に起こる通勤ラッシュ……もとい“痛勤ラッシュ”は、日本の悪しき風習ともいえます。
そんなストレスフルな朝の通勤ラッシュの害悪は、満員で酸欠の車内だけではなく、身動きが取れない状況を利用したチカン犯罪です。
「遅延になったら私のせい?」
朝のラッシュ時、満員の電車の中はチカンの格好の現場です。本田新さん(仮名・27歳)も、そんな朝に頭を悩まされていると言います。
「ここ数か月、通勤中のとある区間でのみ、何度もチカンに遭っています。毎回おなじ路線で、同じ駅の付近で起こるため、同一犯なのではないか? と恐怖を感じています。
予防策としてなるべく毎日車両を変えているのですが、それでもたまに一緒の車両になることがあるのか、いつも私が降りる駅の2、3駅前辺りでチカンされます。
もう5、6回はやられているので、次やられたら声を出さなきゃ……とは思うのですが、『今ここで騒いで、もしチカンじゃなかったら? 冤罪で電車を遅延させてしまうかも』なんて思うと、降りる駅までの数分間、ずっと我慢してしまうんです」
「やっと警察にも相談しています」
「チカンされてます!」と、その場で声を上げるのは勇気のいる行為です。本田さんが助けを求められずに我慢してしまう気持ちもわかりますが、いつも同じ駅でとなると、ストーカーとしての被害に遭わないかも心配です。
「でも、最近起こったとある事件をきっかけに、チカンの被害も含めてやっと警察にも相談しています」
同一犯行も考えられるチカンに数か月、耐えてきた本田さん。そんな彼女がやっと「警察に相談しよう」と思うほど衝撃的だったという事件は、今から1か月前に起きたといいます。
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