仕事で「本来の力を出せない」と悩んでいる人が作るべき環境
こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「仕事でいつまでも“本来の力”を出せない人に伝えたいこと」です。
あなたは「ノミの天井」の話を聞いたことがあるでしょうか。
ノミは本来は数メートルも飛べる驚異的なジャンプ力の持ち主なのですが、虫かごに入れられるともちろんそんなには飛べません。数十センチジャンプしたところで頭をぶつけて痛い思いをします。
ノミももちろん学習します。「ああ、自分は数十センチしかジャンプしないほうがいいんだな」、そう思うのです。その結果、そのノミは虫かごから出たときも数十センチしかジャンプできなくなります。本来は数メートルも飛べたのに、10分の1以下の力しか出せなくなってしまうのです。
あなたの周りに“天井”はないか
人間にも同じロジックが適用できます。あなたの周りの環境、特に人間関係があなたの“天井”なのです。もしあなたの友人や家族が全員高校に行っておらず、中学を卒業したら働いていたとしましょう。その場合、かなりの確率であなたも同じ道を進むことになります。
「おれは高校や大学に行って、グローバルにビジネスをやるんだ!」と思っていたとしても、周りからは「そんなの無理だよ」「周りの人を見てみなよ、幸せにやっているじゃないか」の大合唱です。その固い天井をぶち破って自分の道を切り開くのは簡単ではありません。
これは極端な例かもしれませんが、あなた自身にも当てはまります。周りの友人や同僚はどんな想いを持って働いているでしょうか。
もし周りの人が「仕事はだるいものであり、ただ金を稼ぐだけ」「キャリアプランなど考えたこともない」「将来は不安だけどなるようになるさ」としか考えていないとしたら、残念ながらあなたも同様の考え方をするようになります。
人はそれほど強くありません。周りの人たちの行動や言動に強く影響され、自分の考え方やマインドセットがどんどん変化していきます。