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「殺す」だけじゃない、意外に使えるKillの知られざる英語表現

コラム

 Killと聞くと「殺す」の意味ですからあまり良いイメージはないでしょう。しかしカジュアルなシーンでは比較的良く使われる単語です。よくあるのは、You’re killing me.といった表現。「あなたは私を殺しています」が直訳ですが、どんな意味か分かりますか?

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第43回 Killの知られざる意味

 1つ目は「じらす」という意味。例えばI have some good news for you.「良い知らせがあるんだ」と言った後に、もったいぶってなかなかその良い知らせの内容を教えてくれない友達に、You’re killing me.と言えます。「殺す」というより、「じらして苦しめる」というニュアンスですね。

 2つ目は「困らせる」という意味。すでにプロジェクトを多く抱えているのにもかかわらず、上司から追加の仕事を任された場合、My boss is killing me.と言えます。もちろん、「上司に殺されている」という意味ではありません。

 どちらもKillという単語が使われているものの、ハラスメントがあるような意味ではありません。仲の良い同僚同士では良く使われる言葉。逆に考えれば、あまり親しくない同僚や顧客に対してはカジュアルすぎる表現ですから使わないほうが良いでしょう。

スポーツで聞く「You’re killing me.」

サッカー

※画像はイメージです(以下同じ)

 また、この表現はスポーツでも使われます。例えば週末に草サッカーをする場合、ゴール前からのシュートを外してしまう様なミスばかりしているチームメートに、You’re killing me.と言えば、「頼むよ!」という意味。

 もしくは監督が選手に対しても使えます。ただ、すでに述べたようにカジュアルで軽い表現ですから、プロスポーツ選手同士が使ったり、プロチームの監督が選手に使うことはないでしょう。

 しかしファンとしては応援しているチームに対して使えます。友達とスポーツ観戦に行って、応援しているチームがミスを繰り返す場合、They’re killing me.と言うことはあるでしょう。

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