西武鉄道「電車フェスタ2019」体験ルポ。注目の新型車両Laviewも
西武鉄道は6月1日、埼玉西武ライオンズの本拠地、メットライフドーム(西武ドーム)約2個分の広さを構えた武蔵丘車両検修場で「西武・電車フェスタ2019 in 武蔵丘車両検修場」を開催。新緑あふれるなか、多くの家族連れやレールファンでにぎわった。
武蔵丘車両検修場は池袋線東飯能―高麗間に所在し、そこへ向かうには、高麗駅から徒歩のほか、イベント限定の直通臨時列車、飯能駅から無料送迎バスの3通りがある。
山道を歩いて「メイン会場」に
私は高麗で下車し、歩くルートを選択。集落を出ると、ハイキングコースのような山道を歩く。武蔵丘車両検修場まで、あと220メートルになると、電車1両分(20メートル)おきに「入口まであと×両」を電車の写真つきで案内。これがあるだけでも、山道を歩く苦痛をやわらげてくれる。
山道を登り切り、武蔵丘車両検修場に到着。来場者はメイン会場の検修棟から並んでおり、9時30分の開場を待つ。検査中の車両を運ぶトラバーサーの“軌道内”の一部に、各鉄道事業者などのグッズ販売が露店のように並んだほか、その先にステージを設けた。まるでコンサートを開催するような光景に映る。
9時30分に開場すると、来場者は、はやる気持ちを抑えるかのごとく、なかば早足で歩き、各ブースへ向かった。
101系の新色と4000系のボックスシート
検修棟内を歩き、まずは休憩スペースへ。検査中の101系2両を展示しており、ホームページでも掲載されていないカラーリングを身にまとう。その姿は似合っており、もうひと花を咲かせる日は近いのかもしれない。
そこを抜けると、4000系のボックスシートを展示。ジョイフルトレイン『52席の至福』改造の際に撤去したものだろうか。数分程度の休憩に使えそうだ。
付近では、シートモケットを使ったコースター、ミトンなどを販売。手ごろな価格が来場者のココロをつかんだようで、午前中で完売した。