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ソニー、資生堂…20年後も生き延びる「新エリート企業」9選

ビジネス

 この20年で新産業が生まれ、一流企業が入れ替わってきた。国内では経営危機が報じられたシャープや東芝、JAL、海外に目を転じれば成長著しいアップルやグーグル、アマゾンなど企業のサイクルは早まってきている。

新一流企業

※写真はイメージです(以下、同じ)

 前回20代の新エリートが選ぶ“今の一流企業”を紹介したが、これから20年たったときの一流企業はどこか。

「エロからエコ」幅広さが武器のDMM

 各界の識者たちに「将来性があり、20年後も生き延びる企業」について取材したところ、1位に推したのはDMM.comだ。

 産業医の大室正志氏いわく「ただのエロ企業だと思われがちですが、“エロ”から“エコ”まで幅広く事業を展開し、成長中。(会長の)亀山さんの『やってみなはれ』社風は若者に人気で、時代に合っています」

 また、最近は金融とテクノロジーを掛け合わせたフィンテック、教育とテクノロジーを組み合わせたエドテックなど、「テック」を冠したサービスが急増中。今どきっぽさを出すために「テック」をつければいいという風潮すらあるが、「本業×テックが生かせる企業には未来がある」と、大室氏は続ける。

「その代表格が資生堂です。国内外のテック系ベンチャーへの積極的な投資やM&Aを進めています。現CSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)は元レノボ社長。攻めの姿勢でビューティ×テックを牽引しています」

創業8年で東証一部上場。注目の人材コンサル企業

ソニー

SONY © Josefkubes

 続いて、人事×テックで将来性ある企業として挙げるのは、組織・人事のコンサルティングを行うリンクアンドモチベーション。知名度こそまだないが、2000年にリクルートの組織人事コンサルティング室出身の小笹芳央氏(代表取締役会長)によって設立され、創業8年で東証一部上場した。

 20代を対象にしたアンケートでは「会社を自分たちでつくり上げ、結果として自分も会社も成長しているのを感じる」(26歳・男性)、「最近、本社を銀座シックスに移転した。愛社精神があって若い社員が辞めず、勢いがある」(28歳・男性)といった声が上がる。

 さらに、「時代の潮流に乗って一流企業でい続ける企業」も20年後のエリート企業候補だ。

ソニーはデジカメのCCDイメージセンサー技術でキヤノンを抜いて、プロカメラマンが続々ソニーに鞍替えしている。時代に乗る力があり、意外とまだ生き延びる可能性があるかも」(大室氏)

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