20代で遊び人になった男性の逆襲「憧れのシチュエーションを再現する日々」
誰しも、10代の頃に憧れた甘酸っぱいシチュエーションがあるはずです。
自転車2人乗りで登下校、卒業式で第2ボタンを奪われるなど挙げればキリがありません。しかし、まるでスタンプラリーのごとく、“憧れのシチュエーション”をクリアすることに意欲的なのが堀内友也さん(仮名・26歳)です。
“陰キャラ”扱いされた青春時代
堀内さんがどんな青春を送っていたのかというと……。
「中学は科学部で花粉の研究を。高校は文芸部でひっそりと星新一風のショートショートを書いていましたね……。半径2メートルのコミュニティの中ですべて完結する6年間でした」
スポーツ強豪校で、運動部が頂点に君臨する絵に描いたようなスクールカーストのなか、堀内さんのような文化系男子は“陰キャラ”扱いされ、同級生と付き合うなど夢のまた夢だったとか。
「イジメの標的にならないように、とにかく目立たないことを心がけていました。キラキラ系の青春映画とはほど遠い、ただただ肩身の狭い日々でした」
大学に入って初めての彼女はできたものの、性格の不一致で長続きはせず、あえなくおひとり様生活に逆戻りしてしまいます。
マッチングアプリの流行をきっかけに逆襲が始まる!
内面はともかく、顔はイケメンの部類に入る堀内さんの逆襲が始まるのは、今から4年ほど前、マッチングアプリが世間に浸透し始めたころです。
「顔面判定で取捨選択されるシステムと相性が良かったのかもしれません。とりあえず会うことはできるので、結果はどうあれ経験値を積めましたね」
イケメンである恩恵を享受し、何人もとアポを重ねていくと、少しずつ女性のツボが分かっていったそうです。