20代が選ぶ「SNSウケするイケてる企業」5社。おじさんは知らないかも?
ここ数年、空前の売り手市場にあるなかで、転職をカジュアルに検討する20代のニューエリートが増えている。
彼らは個人の能力を伸ばせるかどうか、働きやすいかなど、新しい軸も重視しながら、多くの企業、組織を比べている。今回、20代サラリーマン1000人に大規模アンケートを実施、また識者の分析をもとに「新一流企業」を導き出した。
SNSを中心とした新時代のブランド力が高い企業
今や“企業のブランド力”とは、グローバル化や商品の価値だけでなく、「SNSでの発信力、ひいてはフォロワー数が重要」と語るのは、会社員でインフルエンサーとしても活動する霜田明寛氏。
「人々の価値観が多様化する今、SNSのフォロワー数は魅力を担保する要素です。スタートアップ系IT企業では、フォロワー数がその人のブランド力だとする見方もあるほど。社員が実名・企業名を出して半公式的にアカウントをつくる企業も増えています。逆に、コンプライアンスでSNSをNGにしている会社は今後ブランド力が下がりそう」
そもそも、どんな企業に勤めていればフォロワーが増えそうなイメージがあるのか? 20代1000人アンケートで堂々1位にランクインしたのは、経済メディア「NewsPicks」を運営するユーザベースだ。
「メディアアーティストの落合陽一や箕輪厚介らの有名インフルエンサーと絡んでいる企業ということでSNSでウケがよく、ブランド力は抜群ですね」(霜田氏)
そのほか上位にはメルカリやオンライン決済事業会社のメタップスといった新興IT企業が並ぶ。
Twitterに書いたらフォロワーが増えそうな企業
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<Twitterに書いたらフォロワーが増えそうな人気企業>
1位:ユーザベース
「よくRTで表示される人がユーザベース社員。なんとなく有益っぽく仕事に前向きな発言が多いのでフォローした」(23歳・新聞)
2位:メルカリ
プロフに「Mercari,Inc.」と記載する社員が散見される。メルカリ自体、フォロワーが多い人材の採用にも注力中だ
3位:メタップス
フィンテック関連企業の社員を中心に注目されている企業。株価とともにブランド力も高まり、SNS出現率のレアさから人気に
4位:CCC
「オタクすぎずおしゃれすぎないカルチャー人が多いイメージがあって、流し見するのにちょうどいい」(25歳・アパレル)との評判
5位:TBWA\HAKUHODO
おしゃれ外資のイメージを裏切らない。「同社の友人がインスタストーリーに載せる飲食店がいちいちイケてる」(27歳・化粧品)
※20代1000人アンケートより
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「メタップスは話題の企業だけど、謎が多いのでどんな社員がいるのか気になる。会長で『お金2.0』の著者・佐藤さんのアカウントをウオッチしている」(26歳・金融)
さらにTSUTAYAや出版・映像事業を展開するCCC、総合広告会社TBWA/HAKUHODOと続き、カルチャー色が強い印象の企業にも関心が集まる。
「手掛ける広告のセンスのよさに業界内外から憧れられるTBWA。おしゃれブランディング力があると思う」(25歳・広告)
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