語学力ゼロだけど、ポケトークで「YOUは何しに日本へ?」やってみた
明石家さんまさんのCMでおなじみの音声翻訳機「ポケトーク」。
74種類の外国語対応で、音声を聞き取ると自動で翻訳してくれるというもの。ドラえもんの道具でいう「ほんやくコンニャク」がついに現れました。外国語が情けないほどわからない筆者にとってはかなりの朗報です。
そこで、いろんな外国人の方とコミュニケーションを取るために、有名テレビ番組をマネして『YOUは何しに日本へ?』をやってみることにしました。
ポケトークのみで会話は成立するのか
ポケトークを片手に1人成田空港へやってきました。成田空港に漂う国際色に飲まれそうになりますが「まるで通訳がいるみたい」というポケトークの謳い文句に期待して外国人の方に声をかけていきます。
数人に断られたのち、スペイン人の男性が取材にOKしてくれました。「プリーズー、セレクト~」と不器用な英語でお願いして、翻訳する言語を選んでもらい、これで準備は完了。さて、ここからが本題です。
スペイン男子は「何しに日本へ?」
「YOUは何しに日本へ?」とポケトークに吹き込んで、男性に画面を見せます。すると数秒後に「Porque vas a japon(YOUは何しに日本へ?)」と音声とともに表示されました。
今度は男性がポケトークに向かって話してくれますが、当然ながら何を言っているかさっぱりわかりません……。と、不安も束の間、ポケトークからピピッと音がなると「私は日本で働いているから(Porque estoy trabajando en japon)」と読み上げてくれました。
このスペイン人の男性は日本で働いているんだ! 意思疎通が取れたことが嬉しくて表情を緩めると、男性も頷きながらと笑いかけてくれました。たったこれだけの情報でも言葉の壁を越えた感動がじわじわとこみ上げてきます。ポケトークがなければ確実に「……?」と固まっていました。
私「何のお仕事ですか(Cual es tu trabajo)」
男性「太陽電池パネルで働く(Trabajo en solar panel)」
私「難しそうですね(Parece ser dificil)」
男性「それは少し難しいですがあなたは学ぶことができます(Es un poco difícil, pero puedes aprender)」
カタコトっぽい日本語でも充分意味は通じます。「あなたは学ぶことができます」なんて励ましの言葉までもらってうれしい! よし、この調子でいろんな国の人に「YOUは何しに日本へ?」と聞いていきます。