「恋人が途切れない男」になる法則。20代男子の悩みに伝説のホストが回答
立命館大学中退を経てホスト業界入りを果たし、初月から5年連続No.1をキープするなど、かつて伝説のホストとして名を馳せた井上敬一さん(43歳)。
『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)では、ホストクラブ経営者として奔走する姿が第8弾まで放送された井上さん。現在は実業家として個人のブランディングやアパレルのプロデュース、コミュニケーションにまつわる講演活動を行っています。
ホストといえば、女性との色恋に事欠かない、華やかな夜の世界を連想しがちです。しかし、井上氏は「フラれてなんぼの仕事」と語ります。
百戦錬磨の経験で培われたその井上式恋愛メソッドで、20代男子の恋愛相談に答えてもらいました。
Q.恋人が途切れない男性はどんな工夫をしているのか
■27歳・男性・会社員■
「先日のことです。学生時代からよく遊んでいる親友からとても可愛い彼女を紹介されました。ヤツは見た目がいいわけではなく、どちらかというと何もかも平均的です。それなのに彼女が途切れたことがなく、今の彼女はあんなに可愛いなんて。
なぜヤツばかり、という悔しさとか違和感とか、とにかく心に落ちた黒い影に苛(さいな)まれています。普段からどんなことに気を遣えば、恋人が途切れないような男になれるのでしょうか」
A.女性は男性を総合加算型で評価している。会話の鍵は“共感”
井上:僕もホストやってた頃には5年連続No.1だった時期がありましたけど、同じ店には僕より男前のホストが何人もいました。僕の顔面なんか中途半端だし、実は見た目は関係ないんですよね。
女性の恋愛観は総合加算型なんですよ。ルックス、優しさ、経済力、包容力、ユーモアという項目があったとして、女性は男性と違ってひとつの項目には執着せず、合計点が1点でも多いほうを選びます。
ルックスが満点で他が低い男性より、ルックスが劣っても全項目の合計値が高いほうがモテるんです。ただ、注意してもらいたいのは、女性はひとつでも0点の項目があることを許せないんです。
たとえばこの図を見てください。A君は、ルックス10点、あとは全部7点、で、ユーモア0点。31点。B君はルックスなんて4点しかないのにあとは全部7点で、合計32点。女性に選ばれるのは絶対にB君です。
A君は見た目が完璧で、他の項目もそれなりに高いんですよね。でも、0点がひとつあるから恋愛対象としてダメ。