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昇進しなければ即返金「昇進コミット」とは?32歳社長の“人生の変え方”

学び

 1980年代から2000年代初頭までに生まれた人を指す「ミレニアル世代」。これまでの世代と違ったライフスタイルや価値観を持つ世代と言われています。

 19歳で個人事業主を始め、昨年、社員数ゼロで経営コンサルティング会社、CSO株式会社を立ちあげ、同社の代表取締役に就任した関茂雄(32歳)さん。そんなミレニアル世代の起業家ならではの働き方や仕事観を聞きます。

関茂雄

CSO株式会社の関茂雄さん

 経営コンサルティングのかたわら、「人相が変わった」と言われるほど劇的な変化をもたらす“昇進コミット”を事業として行っているそうです。起業のきっかけとなった体験や、ウワサのコミット事業の全貌を伺いました。

「一生涯、孫子の代までのお付き合い」

――現在の事業内容を教えてください。

関茂雄(関):主な事業は企業の経営コンサルティングです。社名はCSO(Chief Strategy Officer=最高戦略責任者)という企業戦略実行の中核となる役職名に由来していて、その名のとおり、企業の課題解決の戦略の提案と実行をしています。

――現在の会社を起業したきっかけや経緯を教えてください。

関:去年の7月頃の出会いがきっかけです。とある企業のイベントで出会ったラーニングエッジ株式会社代表の清水康一朗さんの言葉に強く感銘を受けました。また、その講義内容がすばらしく、自分の考えが根底から覆され、生まれ変わったと感じられる貴重な体験をすることができました。

 当時、長らく営業職を転々としていた僕は、顧客とは契約がとれたら、そこで関係性が終わりという“売り逃げ”スタイルに疑問を持っていました。そこで今までとは逆の「一生涯、孫子の代までのお付き合い」というビジョンを掲げて現在の会社を運営しています。

人生を導く「コンパス」とは

関茂雄

ホワイトボードを使い、熱く説明する関さん

――事業の一貫として、昇進に特化した「昇進コミット」というプログラムを行なっていると聞きましたが?

関:もともとは“昇進”をゴールにしたものではないのですが、参加者に昇進される方が多いので、そのように呼ぶようになりました。

 具体的には、クライアントから任された社員を対象に、年4回のセミナーと自己探求ワークなどを組み込んだプログラムを行なっています。参加者が会社で働いていくための必要な人生哲学や、ミッション、行動指針など、人生全体を支える「コンパスづくり」を目指します。

 法人からは40社ほどの依頼があるほか、個人で依頼されるお客様もいらっしゃいます。

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