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Twitterで「ブス!」と言われ炎上しても私がネットをやめない理由

コラム

――フォロワーが多い、いわゆるアルファツイッタラーの方々の中には有名人もいると思いますが、そういう人たちと仲良くなるコツがあればお聞きしたいです。

マドカ:「頼る」ことだと思います。たとえば、料理について投稿してる人がいたら、ダイレクトメッセージで「合コンを企画してるので、これくらいの予算で、いいお店を教えてください」って頼ってみる。

 一見、図々しいように思えますが、意外とカジュアルに応じてくれることが多かったですね。

 もちろん後日にその人のアカウント名とIDを載せて「○○さんが教えてくれたお店がすごくおいしかったです」って投稿するのは大切! 向こうもリツィートしてくれたりして自然と仲良しになれます。

マドカ・ジャスミン

感謝の気持ちを伝えて、お互いWin-Winの関係に

――マドカさん自身、今や2万人以上のフォロワーがいますけど、それはセルフブランディングの成功もあったのかな……と。

マドカ:どうなんでしょうかね。始めた頃は19歳だったのですが、若い女のコが顔出しで、性にまつわることを赤裸々に語るというのがウケたんだと思います。ちょっとわけのわからない面白いコがいるよって(笑)。

――他のインフルエンサーの中で特別に意識してる人はいますか?

マドカ:実業家のハヤカワ五味さん(@hayakawagomi)です。同い年なんですけど、私がTwitterを始める前から彼女は有名人なので、おこがましいかもしれませんがSNSの使い方も上手だなって思ってました。

 自分のヴィジョンを持っている点で憧れますね。仕事論とかにも共感できます。影響を受けてツイートすることもありますよ。

――最近はお付き合いされているというパートナーさんがTwitterやブログに登場していますけど、個人的にその辺りが気になります……。

マドカ:実は、今は彼がマネジメントもやってくれているんですよ。フォロワーさんからの評判もよくて「マドジャスさんの彼氏イケメン!」って(笑)。以前は、男と遊びまくっているとか、よろしくないイメージが1人歩きしていたので、非常に助かっています(笑)

――ひょっとして、隣の方でしょうか?

秋ノ宮公太郎(以下、秋ノ宮):はじめまして、秋ノ宮です。

マドカ:彼が今お付き合いしている秋ノ宮さんです。

マドカ・ジャスミン

秋ノ宮さん(右)の髪型を気にするマドカさん

――お話聞いても大丈夫でしょうか?

秋ノ宮:はい、大丈夫です(笑)。普段は経堂にある「Bar aoie,Tokyo」で働いています。今年からマドカ・ジャスミンのマネジメントをしています。

――本当にマネージャーなんですね! 具体的にどのようなことをしているのでしょうか?

秋ノ宮:メディアさんに営業するのはもちろん。2人で話し合いながら今後のマドカ・ジャスミンの方向性を決めていますね。先日、「パートナーと一緒にSTDの診断を受ける」という企画をやったんですけど、それが2人で最初のメディア露出でした。

――マネジメントをすることになったきっかけは?

マドカ:私だけでは、処理しきれない業務が増えてきたんです。そういうときに、一緒に何かできたらいいねって話していて、自然な流れで今みたいな形になりました。仕事上とはいえコミュニケーションの機会が増えたのはよかったと思います。彼はもともとアーティスト肌なこともあって、世間に向けて何かを発信することが好きなんですよ。

――最後に「マドカ・ジャスミン」として、これからどんな活動をしていきたいですか?

マドカ:人と話すのも好きなので、公演会とかセミナーをやりたいですね。あとはもっとコンスタントにテレビに出たいと思っています。日本は先進国なのにSTDだとかHIVの感染率が異常なくらい増えています。そうした事実を自分の言葉で伝えていきたいです。

秋ノ宮:彼女自身、男女の性の問題に対して正義感を持って取り組んでいますね。「マドカ・ジャスミン」という存在が1つのオピニオンリーダーみたいになればいいと思いますね。私も全力でサポートしていくつもりです。

マドカ・ジャスミン

【マドカ・ジャスミン】
多種多様な人脈を持つ、体当たりライター。その豊富な経験とユニークな着眼点から人間模様を中心としたライティング活動を行っている。初の著書『WHO AM I?』(KADOKAWA)が発売中

<取材・文/石井通之 撮影/山田耕司(本誌)>

元エロ本編集者。高校卒業後、クリエイティブな分野に憧れて美術大学を目指すも、センスと根気のなさゆえに挫折。大学卒業後、就職した風俗雑誌の編集部でキャリアをスタートさせる。イベントレポートとインタビューが得意(似顔絵イラスト/koya)

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Who am I ?

Who am I ?

「港区女子」「パパ活」「ギャラ飲み」…最近巷をにぎわす特殊な業界や、性について深く追求し歯に衣着せぬ記事が話題となった、体当たりライター、マドカ・ジャスミン。彼女が身をもって体験したレポートの数々と、新規書き下ろしレポート「水着グラビアを撮るために本気出してみた!」収録!

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