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「評価されなかった悔しさ」を“最高の糧”にする感情の整理術

学び

心の中でまで妥協をしてはいけない

 それに正面切って対峙するのは、簡単なことではありません。

「まあしょうがないか」とその気持ちを押さえ込み、笑顔を貼り付けて引き続きまわりと仲良くやっていく……それが普通の社会人でしょう。

 実際、ぼくもそうやります。悔しい思いをしたからといって、それを周りにわめき散らしても何にもなりませんし、セルフマネジメントすらできないやつなんだな、と思われてしまいます。

 だから、周りには何事もなかったかのように振舞うのです。それでいいのです。しかし、心の中でまで妥協をしてはいけません

その燃えるような思い、屈辱的な気持ち、その激情は一生持ち続けてください。

「ドロドロした感情」は持ち続けていい

戦う

 ぼくを支えてくれているのは、「仕事で苦しんでいるあなたを救いたい」という純粋な気持ちと、「おまえなんか何にもできない落ちこぼれなんだよ(笑)」と嘲笑してきた人たちをなんとしても見返したいという復讐心、この2つなのです。

 満たされてくるにつれて、この復讐心はやわらいでくるのですが、定期的にそれを思い出すようにしています。満たされてくると、どうしても「まあこれでいいか」と妥協してしまうのですが、そのときの悔しい気持ちを思い出すと、また再度必死に頑張ることができるようになるのです

 もちろん、復讐心に支配されるのは、あまりいい状態ではありません。攻撃的になりますし、自分自身も疲れます。

 しかし、この気持ちは非常に強力です。うまく使えば、「努力できない」「やりたいことがない」というヒマもなくなります。

 あなたは、今まで悔しい思いをしたことがありますか? その気持ち、今でも持ち続けていますか? ピュアな社会貢献はすばらしいです。

 しかし、それだけでは処理できないドロドロした感情、それもぜひ持ち続けてください。それは、あなたを救う“銀の弾丸”になるかもしれません。

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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