「インフルエンサーだから」と超えこひいき!挙句の果てには店員扱いされた男性の話
「あー、じゃあ、悪いけどちょっと持ってきてくれる?」
すると次の瞬間、「あー、じゃあ、悪いけどちょっと持ってきてくれる?」と、オーナーの口から驚きの言葉が飛び出します。驚きのあまり一瞬は言葉を失ったという康太さんですが、場の雰囲気を壊すのもどうかと思い、料理を取りに行ってオーナーに届けます。
「オーナーは素っ気なく、『あ、ありがとう』と言っただけ。そのあともずっとおしゃべりに夢中でした。田舎あるあるといえばそれまでかもしれません。でも僕たちはお客で、料理や雰囲気を楽しみに足を運んでいます。ちょっとありえない扱いだと思いました」
その店には二度と行かないと誓った康太さん。最後の来店から2年ぐらい経ったある日、その店が潰れたと風の噂で聞き、「お客さんひとりひとりを大切にしない店はどんなにおいしくてもやっぱりダメだな」と思ったそうです。
インフルエンサーは結局投稿しなかったのか…?
「しかも、その古民家カフェを紹介する投稿はいくつか見つかりましたが、一般的にインフルエンサーといわれるようなフォロワーの多い人は見つかりませんでした。もしかしたら、オーナーの態度に呆れ、記事を投稿しなかったのかもしれませんね」
良くも悪くも、ふとしたときのスタッフやオーナーの対応で印象がガラリと変わってしまったという話は意外と耳にします。普段の生活でも、何かあったときの自分の対応で誰かを失望させてしまわないよう気をつけたいものですね。
<取材・文/夏川夏実 イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>
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