WBC侍ジャパン選手も愛用の「ミズノ」。国内トップシェアを誇る理由を担当に聞く
SNSで商品の訴求やプロ野球選手の裏側を発信
最近ではSNSを駆使し、プロ野球選手が試合に臨むまでの裏側を見せたり、キャッチャーやピッチャーなどのポジションに着目した動画コンテンツを作ったりすることで、新たなミズノの魅力を発信できるように努めているという。
「『〇〇選手の着用しているのはこの商品です』という形で、SNSを通してミズノの商品を知っていただく機会を作れるように意識しています。父の日や母の日限定モデルや、オールスターモデルといったハレの日需要を狙った商品訴求に関してもすごく親和性が高く、SNSでの反響も得やすくなっています」
“侍ロス”と言われるように、いまだに興奮冷めやらない旋風を巻き起こしているWBC。侍ジャパンのミズノ使用選手に納品したものと同じコンセプトの限定モデルのグラブも販売し、好評を博しているそうだ。
今後の展望として、中島氏は次のように述べる。
「日本中が湧いたWBCのいい流れが、これからも続くよう、ミズノとしても野球を楽しむ人、プレイする人を増やしていけるように尽力したいと考えています。老若男女問わず、野球に親しまれるような商品・サービスを出していきたいですね」
今年はWBC効果で、野球のファン・プレイヤーならず、いつにもまして盛り上がるのは言わずもがなだ。
プロ野球選手の手元や足元の野球道具にも目を配ると、また違った楽しみ方ができるのではないだろうか。
<取材・文・撮影/古田島大介>