「誰も踏まないで!」グループLINEに突然送られた“謎のURL”の正体とは
ツラかったけど原因を知って安堵
「結構みんな勝手なことを言ってるのがツラかったですね。一夜にして彼女が完全に悪人扱いされているのを目の当たりにして正直ショックでした。でも、彼女が悪意を込めて投稿しているとかなら、それはそれで別のショックもありますかね……」
しばらくの間、仕事にも力が入らずボーッとした毎日を送った俊介さん。それから数日経った頃に、高校時代の彼女の親友から個人的にLINEが届いたそうです。その親友も彼女のことをとても心配していて、覚悟を決めてそのURLを踏んだところ、みんなが噂していた悪意のあるサイトとは全く異なり、動物保護団体の募金サイトだったそうです。
「親友からの報告を聞いて僕もすぐにそのサイトを開いたんです。そしたら、悪意どころからワンちゃんが大きく写った可愛らしいサイトでした。思い出したんです、彼女は昔から動物好きだったことを。なんか、全てつじつまがあって安心したのを覚えています」
真相を知って再燃する恋心
今回の一件で彼女の親友と久々にコンタクトをとった俊介さん。久々に再会したその親友は、開口一番「いろいろ彼女に聞いたよ」と、俊介さんと会う前に彼女にコンタクトをとっていてくれて、今回の経緯について詳しく話し始めます。
「あのURLは、彼女が宛先を間違って送ってしまい、あわてて“送信取消”すべきところを“削除”してしまい、さらに焦って自分のアカウント自体を削除してしまったというものでした。彼女らしいなと思いましたよ。どちらかというと不器用なところもあったので、親友の話を聞いてとっても納得してしまいました。ほんと、親友に感謝です」
社会人になって、最近はときめく時もあまりなかった俊介さん。でも、今回のこの一件でその彼女にあらためて好意をもったそうです。親友も応援してくれているようで、数年振りに恋心が再燃しているとのこと。
<TEXT/ベルクちゃん>