③条件だけで会社を判断

　NG行動の3つ目が、条件だけで会社を判断することです。

「給料を上げたい」「リモートワークがしたい」「福利厚生を充実させたい」「上場企業に入りたい」など、より良い条件の会社に転職したい人は多いと思います。もちろん、このような理想を持つことは問題ありません。ただ、このような条件“だけ”で転職先を選ぶのは危険です。

▼危険な理由
・企業は「条件だけを重視する人」をあまり採用したがらない
・条件以外に「できること」や「やりたいこと」がマッチしていないと結果早期離職につながる

　企業が採用したいのは、入社後に利益をもたらしてくれそうな人です。求職者が企業に入社メリットを求めるように、企業も求職者に対して採用メリットを求めます。

条件ばかりを重視してしまうと…

　条件ばかりを重視してしまうと、企業にこの「採用メリット」が伝わりづらくなり、採用に結びつかなくなります。また、仮に入社できたとしても、業務内容や会社の方向性などを見ていなかった場合、早期離職にもつながってしまいます。

　転職活動は恋愛と同じです。外見（条件・企業規模など）だけを褒める人より、中身（会社の方向性・業務内容など）までちゃんと見てくれる人のほうが好印象を抱かれやすいですし、外見だけを重視して付き合えば、価値観の不一致により早期で別れるケースもあります。

　前述したように、理想の条件を掲げること自体は問題ありません。しかしそれだけにならないよう、会社を判断するポイントは複数用意しておきましょう。