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高くなる冬の暖房費を節約するには?室温を“あたたかく保つコツ”をダイキンに聞いた

暮らし

 日本各地で災害級の大雪が降るなど、2023年も厳しい寒さとなりそうだ。冬になると暖房費を節約するため、「なるべく窓を閉め、部屋のなかに冷たい風を入れずに過ごす」という人もいる。これは本当に効果的な方法なのだろうか。

家電

※画像はイメージです

 そこで、エアコンを使った効果的な節電方法などについて、空調専業メーカー・ダイキン工業株式会社に取材。同社コーポレートコミュニケーション室 広報グループで広報を担当する重政周之氏に話を聞いた。

節電のために知りたい「寒さ」の原理

「暖房費の節約もとても大切なことなのですが、政府は新型コロナ対策のため1時間に2回以上は数分間程度の換気をおこなうことを推奨しています。一方で、世界保健機関WHOは冬季室温を18℃以上に保つことを強く勧告しています。そのため、意識的な換気に取り組みつつも部屋の温度はできるだけ快適に保ち、そのうえで暖房費を節約するのがおすすめです」

 また、「室温をあたたかく保つ工夫が、結果的には暖房費の節約にもつながります。そこで知っておいてほしいのが、室温は空気中に含まれる熱の量によって変わるということです。空気中の熱が多いとあたたかく、少ないと寒くなります」と、重政氏。

簡単すぐできる!あたたかい部屋づくり

ダイキン

ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室 広報グループ 重政周之氏

「熱が出ていく割合は、家全体のうち約6割が窓と言われています。直接外気に触れている窓ガラスは、とくに熱が逃げやすいため、あたたかい部屋をつくるためには、まず “熱が外に逃げないようにする”ことが大切になってきます」(重政氏、以下同じ)

 外気に直接触れている窓ガラスからは熱が逃げやすいため、窓をピッタリと閉めていても、部屋は寒くなってしまう。一般的にはシングルガラスよりも窓が二重になったペアガラスのほうがあたたかいと言われているが、高額なリフォームが必要になってしまう。

簡単にすぐ取り組めるのは、窓がきちんと隠れる長さのカーテンを選ぶことです。掃き出し窓のように窓枠が床面まである場合には、床まで届くカーテンを選び、夜にはなるべく隙間ができないように閉めると保温効果が高まります」

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