探偵は見た!アプリで知り合った綺麗な女性にだまされた男性に“欠けていたもの”
だまされたことを知った依頼者は…
依頼者の亮太さんに報告すると、だまされていたことがわかったせいで、がっくりと肩を落としたそうです。ほとんどの探偵事務所は調査だけで終了することが多いですが、株式会社MANIのスタンスは依頼者の問題解決まで及ぶため、探偵は探偵の「これからどうしますか」と亮太さんに問いかけます。
すると「婚活詐欺で訴えたいから、証拠をもっと掴んでほしい」とさらに依頼したそうです。愛が憎しみに変わった瞬間でした。そこで探偵は亮太さんに次のことを提案したそうです。
「婚約者という証拠を作るために“指輪をプレゼント”や“ブライダルの日取りを決める”、さらには“亮太さんの親族や友人に紹介する”などの行為です。亮太さんはさっそく行動しました。一方、女性は自分の親族を紹介することはありませんでした」
女性が自分の両親を紹介しなかったために、結婚の意志がないとはっきりとわかった亮太さんは、探偵の指示でさらなる行動を起こします。
指輪などの証拠を見せて慰謝料を請求
「女性から勤務しているというネイルサロンの名前を聞き出して、サプライズのつもりでプレゼントを持ってその店に出向きました。もちろんそこには女性は在籍していませんでした」
店を出てからすぐに「サロンにいなかったよ」と亮太さんが電話をすると、「休んでいたのよ」と女性が言い訳をしますが、怪しまれていると察したのでしょう。その後だんだんと女性はデートを断るようになり、亮太さんから自然にフェイドアウトをする気配が漂っていきました。
「そこで僕が亮太さんの友人のフリをして、一緒に女性の実家へ乗り込みました。リビングで青ざめた女性に、友人を装った私が『君は彼と結婚する気はないよね』と確認しました。そして指輪などの証拠を見せて、慰謝料を請求しました」
女性の家で修羅場となって、家族らと暴力沙汰にならないように依頼人を守るのも探偵の役目です。友人を装った探偵は「今後は弁護士を介して話し合いをしたほうがよさそうですね」と女性に告げたのです。