ユニクロVSワークマン「あったか冬用インナー」を比較。ヒートテックの対抗馬になるか
身体に吸い付くような着用感
メリノウールは「滑らかな手触りの極薄ハイゲージニットを素肌に身に着けている」という新鮮な着用感でした。ヒートテックコットンに比べ、身体に吸い付くようなジャストフィットなフォルムです。
生地の厚みでいえば、ユニクロより薄く柔らかい印象ですが、暖かさについてはユニクロの7~8割といったところでしょうか(あくまで筆者の体感)。
ユニクロのほうがあたたかいけど…
そういった意味では、2点を比較したとき、汎用性はユニクロに軍配が上がります。ただし、肌着の上に着用するインナーが薄いときに限っては、ワークマンがおすすめです。
例えば、スーツやジャケットに合わせるワイシャツや薄手のカットソーの場合、厚みある肌着では着膨れして見えるもの。しかし、薄手かつジャストフィットのワークマンは、着膨れを気にせず、あたたかさを保てるのです。ただしクルーネックのみになるため、ノーネクタイの場合にはが丸見えになりますのでご注意ください。
どちらも天然繊維をアピールした商品ですが、合わせ方によって一長一短があるよう感じた次第です。用途によって使い分けるのが1番賢い……という結論でいかがでしょうか。
<TEXT/服のコンサルタント 森井良行>
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