「セルフレジがわからん」悪態をつく70代男性客がダンマリした、青年の一言/2022年下半期BEST10
2022年下半期(7月~11月)、「bizSPA!フレッシュ」で反響の大きかった記事ベスト10を発表します。ポータルサイトやSNSでも大反響だった記事はこちら!(2022年7月18日・情報は掲載当時のものです)。
==========
最近はスーパーやコンビニなどで当たり前のように見かけるセルフレジ。1990年代に米国で普及し、日本ではここ数年で一気に導入が進んだ印象があります。
日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会、全国スーパーマーケット協会の業界三団体が合同で行った『2021年スーパーマーケット年次統計調査報告書』によると、2021年夏の時点でセルフレジを導入している店舗は全体の23.5%。2019年に比べるとほぼ倍増しており、多店舗展開する大手チェーンを中心に積極的に設置しているようです。
ただし、難なく使いこなせる若い世代にとっては便利と感じる一方、操作に不慣れな高齢者などにとっては未知の存在。ほとんどのお店では従来型のレジもあるため、年配の方はこちらを利用する傾向が強いようです。
セルフレジの前で仁王立ちする年配男性…
「自分がよく買い物するスーパーで混むのは有人レジ。そのため、並ぶのが嫌でセルフレジに来る年配のお客さんもチラホラいます。でも、数か月前のことですが、隣のレジに来た70代くらいの男性の方はかなり強烈でした(苦笑)」
そう話すのは、会社員の鎌田健人さん(仮名・28歳)。一体、何があったのでしょうか?
「その方はセルフレジの台にカゴを置き、険しい表情をしたまま腕組みをして微動だにしませんでした。使い方がわからずオロオロしている感じではなく、最初から怒っているように見えました」
見ていて気分が悪くなるような態度
この店ではセルフレジコーナー全体に1人の店員が付いており、30代くらいの女性スタッフが近寄って「どうされましたか?」と声をかけたとか。ぶっきらぼうに「使い方がわからん」と答えるその男性に、スタッフは実際に商品2点をスキャンしながら丁寧にアドバイスしますが、それでも自分からは一切やろうとしなかったそうです。
それどころか「こんな機械置かれてもよう分からん」と大きめの声でつぶやき、「代わりにあんたがやってくれ」と店員に残りの商品もスキャンさせていたといいます。
「申し訳なさそうな態度を取るならともかく、やってもらって当然っていう偉そうな態度でした。店員さんにお礼の一言もなかったし、ちょっとドン引きしたというか見ていて気分が悪くなりました」