「100万円をホストのために」東北の優等生が“ホス狂いの風俗嬢”になったワケ
悩みはあるけど「深く考えない」
「実は先々月(9月)、担当に『付き合ってほしい』って言われた。だから担当は彼氏なんです」
尾島美幸は恥ずかしそうに言う。ホス狂いの友達や他のホストは「本営」というが、彼女は疑わないで信じることにした。でも、ひとつ悩みがある「担当と全然肉体関係がない」ことだ。
「会った日、それとシャンパンタワーの直前にヤッただけで2回しかしていない。付き合っているのにないのは、どうしてだろうって。それが悩み。もしかして本カノがいるのかなとか疑ったり、それで悩んだり落ち込むけど、一緒にいてくれるし、楽しいからいいかって深く考えないことにしました」
彼女は凌馬と付き合うため、いまの女子大生専門デリヘルで働き尽くしという状況だ。先日、疲労で倒れている。さらに、これからは定期パパとの週1セックスデートが決まっている。もっと忙しくなる。尾島美幸は大学3年生、凌馬は大学4年生。2人が出会ったのは大学キャンパスではなく、歌舞伎町だった。歪な恋愛はまだ続いていく……。
<TEXT/ノンフィクションライター 中村淳彦>