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「超能力に目覚めた女子高生役」神谷天音19歳が語る、憧れの存在は“同郷の先輩”

暮らし

 新型コロナウイルスに、突如超能力に目覚めた女子高校生たちを描いた青春アクション『メイヘムガールズ』が公開中です。念動力を身に着けた主人公の瑞穂(吉田美月喜)と最初に心を通じ合わせる、テレパスの才能を持った環を演じた神谷天音さん(19)に話を聞きました。

神谷天音

神谷天音さん

 沢口靖子さん、長澤まさみさん、上白石萌歌・萌音さんなど、多くのスターを生み出してきた「東宝シンデレラ」オーディションの、第8回(2016)審査員特別賞受賞者である神谷さんが、当時のことや、憧れの先輩についても語りました。

コロナ禍の高校生活に共感

メイヘムガールズ

『メイヘムガールズ』(C) 2022 ARTHIT CO,. LTD

――脚本を読んだときの印象から教えてください。

神谷天音(以下、神谷):最初は「超能力って何だろう」というところから始まりました。映画などでは親しみがありましたけど、自分自身が演じるとなると詳しく知らないといけない。「どこから手をつけたらいいのだろう」と、正直最初は悩みました。でも物語が描いているのは、コロナ禍の高校生活で、実際に撮影中は私も現役高校3年生で学校生活の一番楽しい時期にコロナ禍が重なっていたので、主人公たちの気持ちはすごく理解できました。

一番共感できる役だった

神谷天音

――実際の高校生活でもコロナ禍の影響は大きかったですか?

神谷:そうですね。高校1年生のときには文化祭がありましたが、クラスごとにお店を出せるのは2年生からなんです。それが「よし、今年は頑張るぞ!」と思っていた2年生のときは文化祭ができませんでした。3年生のときには開催はされましたが、お店を出すのではなく、クラスごとに撮った動画を上映するというものだったんです。理想としていた文化祭ができなかったのは、やっぱりちょっと残念でした。

――演じた環についてはいかがでしたか?

神谷:最初に脚本を読んだときには、まだ役柄は決まっていなかったのですが、1番共感できたのが環でした。私自身、仲良くなった子にはすごく心を開けますが、それまでは結構距離があって、壁を作ってしまうというか、自分から人と積極的に接していけるタイプじゃない。それに環は、心の中ではちゃんと自分の意見をしっかり持っているというのも、理解しやすかったです。

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