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退職願の受け取りを拒否された20代社員…やむなく上司を“脅す”ことに

コラム

一向に退職できず、焦る同僚

退職

 ほとんどの企業は就業規則などで退職届について「退職日の1か月前までに提出」などと定めており、ルールに則って出された場合は受取拒否することができません。つまり、この店長がやったことは違法行為となります。

「当然、Tもそのことは知っていましたが事を荒立てたくなかったらしく、『しばらく様子を見るよ』と言ってましたが店長の態度は変わらなかったそうです。当初は入社4年目の年度末で辞める予定が気がつくと入社5年目もあと数か月という状況になってヤツも焦ったんでしょうね。それで店長にちょっとした脅しをかけたんです

受取拒否ができないことを指摘すると…

 とはいえ、弱みを握って脅迫したわけではなく、労働基準監督署への通報や人事部宛に直接退職願を郵送することを示唆しただけ。ただし、効果はテキメンでこれまでの受取拒否から一転、退職願を受理してくれたそうです。

「正直、新卒採用された会社を旅行のために4~5年で辞めるなんて私も個人的には納得できないし、それは本人にも直接伝えました。けど、会社を辞める権利は誰にも等しくあるし、それを邪魔した店長は論外。Tだっていきなり辞めると言いだしたわけではなく、最初は1年間無給での休職が可能かを相談していたんです。

 まあ、店長からは、『そんなこと言えるか!』とまったく相手にされなかったようですが。今さら言ってもはじまりませんが、もう少し理解ある人間が上司だったら違う展開になっていたかもしれませんね

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