海外の“やさしい男性”にベタ惚れ!親友女性が一文ナシになった恐怖の出会い
「日本へ行きたい」とお金の無心を
「けれど日を追うごとに、Fの表情が曇るようになったのです。Fから相談がなかったので見守っていましたが、だんだんと塞ぎ込むようになってきました。そんな親友を放っておけず事情を聞くと、Dさんにお金の無心をされていると言うのです」
Dさんに「Fのいる日本へ行きたい。でもお金がない」と言われ、Fさんがお金を振り込むと、今度は「ガイドの仕事をクビになった」「母の調子が悪い」など、理由をつけてはお金を振り込むようお願いしてくるとのことでした。
「話だけを聞くと、すぐにわかるような大胆な嘘。けれど、7年間付き合っていた男性に粗末に扱われていたFにとって、Dさんのやさしさあふれる立ち居振る舞いは理想そのものだったのです」
貯金100万円を切り崩して一文無しに
またFさんは、「騙されているかもしれないという気持ちもあったけれど、恥ずかしさもあって瑞樹には相談できなかった」と泣き出してしまいます。そしてDさんからは、さらにお金が必要だと言われていることを打ち明けてくれました。
「このときFは、100万円あった貯金は切り崩してすべてDさんへ振り込み、一文無し。消費者金融でお金を借りるかどうかを悩んでいたのです。私はすぐに、Dさんの連絡先を消すように指示。騙されている可能性が高いと諭しました」
その場ですぐにDさんの連絡先を消去したFさん。けれどそのあと、Dさんからしつこく電話があり、結局は消費者金融でお金を借りて送金してしまったそうです。相談を受けた大石さんはあらためて別れたほうがいいと説得しましたが、煮え切らない状態が続きました。